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札幌で国鉄集会 北海道に闘う労働組合をつくると決意

20150925a-1.JPG 9月13日、札幌で北海道国鉄集会が開催され30人が集まりました。
 開会のあいさつに立った労働者は、「国会前の闘いと一体になってこの集会を成功させよう」と提案。「自分の働く会社で外注化・非正規職化が進められた結果、仕事のできる職員が減ったのはJRと同じだ。資本や御用組合と闘う中から国鉄闘争を闘うことの必要性を再認識した」とした上で、老後破産や青年の貧困など「もはや労働者は生きていくことができない。労働組合をつくって闘い、私たちの手で新しい社会をつくりましょう」と呼びかけました。

 動労水戸の木村郁夫書記長が講演し、旧動労青年部で動労カクマルと対決する中で団結を強化して動労水戸の結成をかちとったこと、JR体制下で強制配転や運転士登用差別による組織破壊攻撃と闘って団結を守り抜いたこと、その団結の力で、3・11の後、被曝車両K544の移送強行に対するストライキを始めとする被曝労働拒否の闘いに立ったことを明らかにし、それがあったからこそ青年労働者の決起や国労郡山工場支部の決起が生み出されたと強調しました。
 さらに、昨年のJR常磐線竜田延伸阻止、楢葉町住民への帰還の強制反対の闘いを引き継ぎ、今年、いわき合同ユニオンを通じて原発労働者・除染労働者との団結を生み出し、国鉄闘争と反原発闘争の新たな発展を切り開いていることを報告。「被曝労働拒否の闘いは、鉄道労働者としての使命と責任を鮮明にするものとなった。社会を動かしているのはわれわれ労働者階級であり、労働者には責任をとる力があると自覚できた」と強調しました。
 木村さんは最後に、「JR北海道の安全崩壊に鉄道労働者として胸を痛めている。JR北海道は国鉄分割・民営化破綻の象徴」「国家による地方切り捨て、安全切り捨て、外注化・非正規職化に対する労働者の団結した闘いだけが未来を切り開き、戦争を阻止する。今こそ北海道に動労総連合の旗を立てよう!」と結びました。
 基調報告に立った自交総連さくら交通労組の河野晃興委員長は、6・30最高裁反動決定について「闘いをやめたら不当解雇はやり放題」と危機感を表明し、JR東日本に「解雇者を採用しろ」と迫った動労千葉の闘いを先頭に、職場からの闘いを基礎にして戦争に立ち向かい、国鉄闘争が生み出した国際連帯闘争をさらに発展させようと提起しました。
 また、職場では会社と非妥協的に闘う中で組織拡大し、組合員もたくましく成長していること、正しいことを言い続けることで全体の動きも決められること、乗客の安全のためには賃金に反映されないような「最悪の状況も労働者が引き受ける」ことで社会の主人公としての自覚を深めていることなどを紹介しました。
 そして、危機を深める安倍政権の支えになっているUAゼンセンを始め、労働者派遣法改悪に対しても闘わないような体制内労組をひっくり返していくために、原発労働者を含む非正規労働者と団結しようと訴え、闘う合同労組の役割の大きさを強調しました。最後に、JRを始め北海道に闘う労働組合をつくること、無実の星野文昭さんを取り戻す闘いを強化することを提起しました。
 木村さんの講演に対する質疑応答が行われ、『ソリダリティ』合唱の後、星野文昭さんの弟の修三さんとそのお連れ合いのゆかりさんが発言。9月5~6日の徳島現地闘争が盛り上がったこと、それをも背景にゆかりさんが文昭さんとの面会に加わることができたことを報告しました。
 自治体労働者、女性労働者などからの発言を受け、最後にNTT労働者が閉会のあいさつで「安倍がグラグラの今がチャンス。問題は闘う労働者の団結。国際連帯の力で闘い、11・1労働者集会に皆さんぜひ行きましょう。国鉄闘争を軸に世の中を変えましょう。世界を変えましょう」と訴えました。(札幌J・S)

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