1. HOME
  2. ブログ
  3. 三里塚一斉行動、住民との対話が進む

三里塚一斉行動、住民との対話が進む

20150923a-1.JPG 9月19日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は、通算で29回を数える月例の成田空港周辺地域一斉行動に立ち上がった。
 午前8時30分から天神峰の市東孝雄さん宅離れで朝の打ち合わせを行った。最初に市東さんが、前日の国会での戦争法案強行採決を弾劾した。さらに、17日に第3滑走路計画推進のための4者協議(国土交通省、成田空港会社、千葉県、地元9市町の会合)が開かれたことに触れ、反撃の闘いとして今日があることを確認し、「みんながひとつになって安倍を倒すような闘いをやろう。そのために反対同盟はがんばっていることを知ってもらおう」と檄を飛ばした。

20150923a-2.JPG この日用意された「反対同盟ニュース」第24号は、10・11全国集会への参加を呼びかける市東さんを前面に出し、耕作権裁判、戦争法反対の成田駅前行動、群馬集会などの報告記事を載せている。「地域住民の声」欄には、北原鉱治事務局長の著書『大地の乱――成田闘争』を成田図書館で借り、感動をもって読んだとの投稿が寄せられている。
 この日は特に、10・11への参加を住民一人ひとりに積極的に誘うことを確認し、それぞれ自分の担当地域へと飛び出して行った。
 北原事務局長は元気に宣伝カーに乗り込み、川上地区や多古町での辻立ち演説に立ち、「第3滑走路が造られたら、この地域にもたらされるのは殺人的な騒音と農業破壊です。農地を守り闘っている市東さんと同じ気持ちで、皆さんも反対の声を上げてほしい」と訴えた。
 それぞれが訪問した先で、住民の生の声に接した。現闘の同志がある家を訪ねると、「いつもビラを置いてってくれるのはあなた? 毎回読んでたよ」と言われ、いきなり3千円のカンパと缶コーヒーを渡された。この日やっと初めて会えた人だ。「国会前にも行きたかった」と言うので、「私は昨日行ってきました」と答えると、「それはえらい!」とさらに話がはずんだ。
 ほかにも、「代執行の時は私も応援に行った」「市東さんの農地を守るたたずまいに感動した」「坊っちゃん育ちの安倍のために自衛官が戦場で殺されるなどということは許せない」などの意見が続出した。
 夕方に再び市東さん宅離れに集合し、この日の活動を集約した。合計で署名86筆、賛同が7人。数字には表れない共感や支持も含めて、この地道な闘いの前進が力となっていることを全員が実感し、今後の行動計画を確認した。
 最後に萩原富夫さんが「集会まであと1か月を切った。宣伝を強化して、いい集会になるようにがんばろう」と一日を締めくくった。(TN)

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択