最高裁による福嶋昌男同志への上告棄却決定弾劾!
迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判において、最高裁第2小法廷(千葉勝美裁判長)は、3月5日、福嶋昌男同志の上告を棄却する反動決定を行った。満腔の怒りをこめ、徹底弾劾する。
福嶋同志は100%無実だ。迎賓館事件(1986年5月)にも横田基地事件(同年4月)にも一切関与していない。87年のデッチあげ指名手配から25年、93年の不当逮捕以来19年間、終始一貫無実を主張し、検察と裁判所一体となったデッチあげ弾圧を弾劾し、不屈非妥協で闘いぬいてきた。
一審・二審とも福嶋同志を「有罪」としたが、その根拠は皆無だ。あるのは福嶋同志とは無関係の岩手借家(岩手鍋爆弾事件)から押収されたメモだけだ。それを権力が得て勝手に解釈して、事件と関係があるメモとこじつけ、さらに「メモの筆者は福嶋」とする筆跡鑑定をデッチあげて、有罪としたのだ。筆跡だけで有罪認定を行い、懲役12年もの重刑を科すという、前代未聞のデッチあげ弾圧裁判である。
福嶋同志は、2度の有罪判決に激しい怒りを燃やし、全力で上告審闘争を闘いぬいてきた。とりわけ筆跡と指紋について、上告趣意書に引き続き、警察鑑定の非科学性とデタラメ性を完全に暴く3通の補充書を次々と提出、さらに追加の補充書を準備していた。第3次の補充書では、権力が「決め手」とする小島筆跡鑑定について、竹﨑博允・現最高裁長官自身がかつて、鑑定手法に信用性がないとして退け、無罪判決を出していた例があることをも突きつけた。
この攻勢的闘いで、福嶋無実は一層鮮明になり、最高裁第2小法廷を追いつめていた。また、3回の最高裁申し入れ行動を通して労働者、市民の間に新たな連帯闘争の広がりを実現しつつあった。
この前進に恐怖した最高裁が、無実を百も承知で福嶋同志を獄に入れようとするさらなる権力犯罪だ。
福嶋同志は、デッチあげ攻撃と25年間不屈に闘いぬいてきた。この闘いは、国鉄・分割民営化と闘い続ける動労千葉をはじめとする国鉄労働者、37年の獄中闘争を闘う星野文昭同志と一体で、国家権力の階級圧殺攻撃を粉砕し、党と階級の団結を守りぬいてきた。福嶋同志は、上告棄却攻撃に心底から怒りを燃やし、戦闘的に立ち向かい、直ちに異議申し立ての闘いに入っている。
階級的労働運動路線の大前進をかちとり、その力でデッチあげ攻撃を絶対に粉砕しよう。不屈の福嶋同志とどこまでも固く連帯して闘おう。
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