京大集会でJR東海・葛西打倒を宣言!
10月23日、京都大学で、「松本×橋下×葛西打倒京大集会」が、京大生の圧倒的注目の中で大成功した。「新自由主義大学には勝利できる!」。冨山小太郎君の基調提起は、確信に満ち満ちている。「新自由主義に一切の積極性はない。労働者階級の団結を破壊し尽くすことで、支配階級を何とか延命させるということ以外の方針をもっていない。団結を復権させれば、新自由主義大学の現実も一発で変革できる」
京都大学で闘う学生は、3・11以来の1年半もの間、原子力ムラに深々と根ざす新自由主義大学の現状を変革するために、申入れ行動や団交を通じて当局を徹底的に追及し、松本総長体制を追い詰めてきた。そして今年6月、全学自治会同学会が学生の圧倒的支持の下に復権される中で、関西電力と松本総長の蜜月体制の象徴であった、関電元社長の藤洋作を大学キャンパスから追放するという偉大な勝利を切り開いたのだ。
追い詰められた京大松本総長はなんと、国鉄分割・民営化の下手人であるJR東海の葛西敬之を経営協議会委員に任命した。国鉄分割・民営化で20万人の首を切り、200人を自殺に追い込んだ下手人が、今再び京都大学で学生自治破壊に手をつけようとしている。こんなことがどうして許せるのか!
10・23京大集会では、この激動情勢と対決するために、動労西日本の特別講演が基調報告と一体で打ち抜かれた。動労西日本書記の樫村厚さんは、国鉄分割・民営化と25年間対決しぬき、今年度2人の青年労働者の組織拡大を実現した勝利者の立場で発言。「葛西は、国鉄改革3人衆だとか言われているが、結局労働者階級の団結を破壊することができなかった。動労千葉の10・1外注化阻止の闘いの過程で示されたように、JR体制はもはや破綻している。職場支配権にこだわって団結を組織し、対決した時に、こんな脆弱な体制は吹き飛ばすことができる!」と闘う京大生を激励した。
そうだ! 葛西とは、動労千葉の6・29判決などによって不当労働行為の下手人であることが満天下に暴露され、全労働者階級の怒りによって完全に打倒された人物ではないか! 絶対に打倒できる。
集会の最後は、司会の学生によるまとめと方針の提起だ。「葛西も松本も、大阪の橋下も、職場支配権を巡る攻防の中でグラグラに揺さぶられている。労働組合と学生自治会を武器に闘い、新自由主義を打ち破ろう! 11・4に集まろう!」若い学生の迫力ある提起が会場全体の拍手で確認された。
11・4は新自由主義と対決する労働組合・学生自治会が総結集する歴史的な日になるだろう。すべての学生は学生自治会を復権し、自らのキャンパスを武器に、新自由主義大学粉砕の闘いに攻め上ろう。11・4日比谷に、自らの未来をかけて集まろう!(京大)
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