全国大学で新歓集会 法政大首都圏 鈴木弁護士が講演 新入生と団結を固める
4月21日、法政大学と首都圏大学の新歓企画として、鈴木達夫弁護士の「戦争への道を阻もう/学生に戦争をとめる力がある」と題した講演会が行われ、初参加の学生も迎えて大成功しました。
鈴木弁護士は冒頭、フランスの学生の闘いが排外主義や戒厳令をうち破って帝国主義と対決して発展していることを明らかにしました。
その上で、「次の社会を担う学生がどう動くかは決定的意味を持つ。戦争をめぐる権力と人民との攻防の焦点が大学だ」と強調。青年労働者との討論を踏まえて「未来を団結と闘いの中で体現していく」「貧困やブラックバイトの現実の中で、学生も否応なしにプロレタリアートの側に投げ込まれつつある」と語り、4月19日の東京学芸大での武田雄飛丸君逮捕は安倍政権の危機の表れであることと、京大反戦バリスト弾圧を粉砕した勝利性を明確にしました。
最後に、7月選挙戦の「新しい労働者の政党をつくろう」のスローガンに集約された意味として、①「新しい」は既成政党の全否定、②「労働者の」は労働者を代表する政治勢力の不在の中で、非正規、貧困との闘いを全労働者のものにする党が必要であること、③「政党」は国政選挙で党派選択を迫ることと、熱く訴えました。
活発な質疑応答の後、鈴木弁護士とともに選挙戦に立つ予定の斎藤郁真全学連委員長がまとめと行動提起。「労働者が労働を奪還し、学生がキャンパスから大学のあり方を根本的に打ち崩すことが、この社会を変えるために最も重要だ」と、労働の奪還を通じた政治の奪還=社会変革に向け、自らの行動で「新しい労働者の政党」の選択肢を示そうと訴えました。
新入生を始め全員が団結を固め、決意を新たにする講演会でした。
(首都圏学生・吉田悠)
この記事へのコメントはありません。