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「基地も原発もなくそう!」沖縄大で新歓企画が大成功

 4月26日、沖大新歓企画として元米軍基地労働者の水島満久さんと全学連書記長の坂野陽平君を講師として招いた講演会を行い、新入生を迎えて大成功しました。
 水島さんは、「私はこう生きてきた」と題して、復帰闘争を青年労働者として闘った経験を当時の時代状況を交えながら話してくださいました。水島さんは19歳の時に大阪で就職しようとしたものの、復帰前の沖縄でパスポートがおりずに本土での就職を断念、沖縄で基地労働者となりました。それがベトナム戦争当時のアメリカの基地労働者確保策でした。しかし、ベトナム戦争に負けると大量解雇が始まります。こうした経験から、水島さんは、「基地は沖縄の人々の生活のためではなく戦争のため」と喝破しました。 

 またこうした中で、無権利だった基地労働者が米軍と激突しながらストライキに立ち上がり、全国の労働者を揺り動かしていったこと、全軍労牧港支部で初の青年部を結成し、米軍高官に「米軍基地が墓場になった」と言わせるような基地内ストライキを打ち抜いたことなど、ストライキで情勢や展望を切り開いてきた歴史を生き生きと語られました。最後に、水島さんは、「基地労働者を強く鍛えてきたのは連帯と共闘だ。『基地を県外に』『平等に』では基地は一坪も撤去できない。大きな連帯の闘い、国際連帯でこそなくせる」と強調しました。
 次に、坂野君が、「本土の学生と沖縄の学生が団結して基地も原発もなくそう。学生が先頭に立って社会を根本的に変えよう」と題してアピール。「4・25法大デモに決起したのは、自治労ストのような闘いの先頭に立ちたいという思いからだ。また、原発御用学者や大学の規制に反対して武田君が無期停学処分を受けた。法大で起きていることが全国大学の象徴だから決起した。法大では昨年ついに学生の怒りが爆発した。武田君への処分も昨日の6学友逮捕もこれに対する見せしめであり、恐れずに立ち上がれば打ち破れる。これは安倍の国家暴力、改憲攻撃との闘いだ」。
 さらに「資本主義が終わろうとしている。労働者のクビを切ったり戦争をやったりして生き延びようとしているが、資本主義を終わらせて労働者が新しい社会をつくろうという闘いも起きている。基地労働者の闘いや国際連帯の闘いが始まっている」「沖縄から学生運動をつくることが世界を変える。4・28を沖縄と全国で屈辱の日、怒りの日として闘おう」「今の大学に未来はない。学生に未来や展望を与えず競争をあおる。これに対してすべての学生が団結する学生自治会をつくろう」と熱弁をふるいました。
 ここで6名中4名の釈放が伝わり、会場は高揚。最後に主催者の学生から、「沖大でも自治会をつくりたい。若者の非正規が6割で隣の友人が『基地労働者になりたい』と言わざるを得ない状況を打ち破れるのは法大のような闘いだ。弾圧をはね返し、残りの2名を取り戻そう! 5月18日~20日、沖縄に全国から学生が来る。集会・デモに参加しよう!」という方針が提起されました。
 青野君・百武君の奪還、5月沖縄現地闘争の爆発に向けて沖大生も立ち上がります。(沖大・U) 

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