1・18北富士での米軍実弾演習に反対して申し入れ
とめよう戦争への道! 百万人署名運動・山梨連絡会、郡内地区連絡会、山梨合同労働組合は1月18日、この日から実施される沖縄米海兵隊による本土移転実弾演習に反対して、北富士演習場正門前で申し入れ行動を行った。申し入れ行動には10人が集まった。
今回の演習は、以前沖縄の県道104号を封鎖して実施していた実弾演習を、沖縄の負担軽減を名目に、本土5カ所の演習場に移転して実施するもので、1月18日から2月2日までの予定で行われる。演習には海兵隊450人、車両120台、火砲12門が参加し、北富士での移転演習では過去最大規模と報じられている。
海兵隊は戦争の際、先頭で上陸作戦を遂行する部隊だ。ベトナム、イラク、アフガニスタン侵略戦争の時には、沖縄からも出撃し、その任務を担ってきた。米海兵隊による実弾演習は、他国を侵略するための訓練にほかならない。
米海兵隊の本土移転演習は、沖縄県民の基地負担の軽減を名目に行われてきた。だが実際には、米日帝国主義は中国や北朝鮮との戦争の緊張をあおっており、日本政府、米軍によるオスプレイの新たな配備、名護市辺野古への新基地建設方針など、基地負担は拡大するばかりだ。
日本政府は米海兵隊の実弾演習や沖縄の新基地建設に協力するだけでなく、「専守防衛」をかなぐり捨てて、「積極的平和主義」の名の下に集団的自衛権の行使を容認し、米軍と一体になって他国への侵略戦争を行おうとしている。秘密保護法の強行採決、安倍首相の靖国神社参拝はそのためのものだ。今回の申し入れ行動は、安倍政権の侵略戦争への突進に反対する行動としても行われた。
北富士演習場とされている区域は、地元農民の先祖伝来の入会地だ。われわれは、北富士忍草母の会の「入会地奪還、北富士演習場撤去」の闘いを引き継ぎ、労働者こそが北富士闘争の先頭に立つことを宣言した。
午前9時30分頃、対応に出てきた、今回の演習の現地対策本部の南関東防衛局・奥西報道官に対し、百万人署名運動・山梨連絡会、郡内地区連絡会、山梨合同労働組合がそれぞれの申入書を手渡し、責任者に必ず渡すことを約束させた。(山梨・OS)
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