季刊『共産主義者』180号発刊

　前進社出版部は、まもなく『共産主義者』180号を発刊します。
　今号の巻頭論文は、都知事選への挑戦の総括から壮大な２０１０年代中期の闘いを展望する『２０１０年代中期階級決戦と選挙闘争』です。動労千葉の９・２5判決と「革共同５０年史」発刊の力で開始された革命的挑戦の意義を、1930年代階級闘争の教訓という点からも総括する、必読論文です。
　２本目の革共同関西地方委員会／泉州地区委員会による『泉佐野市議選で無数の拠点建設と巨大な地区党建設を』は、都知事選への挑戦が切り開いた地平から階級的労働運動路線への転換として前回の泉佐野市議選以来の４年間を総括し、拠点建設と地区党建設にかけて５月の泉佐野市議選を闘いぬく決意表明です。

　『１４春闘の地平から５・１メーデーを闘おう』は現在進行形で闘われている１４春闘を都知事選の継続として位置づけ、その大前進と各産別の課題を明らかにしています。
　『解雇撤回！ＪＲ体制打倒！国労共闘の戦闘宣言』はＪＲ北海道の安全崩壊やＪＲ東日本の川崎駅事故などを生み出している構造を現場労働者の立場から分析し、動労千葉の９・２５判決を１０４７名闘争全体の攻防の最高の到達地平として総括し直し、国労共闘が国鉄闘争の責任勢力として飛躍する文字通り戦闘宣言です。
　革共同中央学生組織委員会の『暴処法弾圧完全粉砕！闘う学生自治会を全国に』は、暴処法無罪を闘いとった学生戦線の団結を総括軸にした勝利の総括論文であり、革共同の階級的労働運動路線が学生運動においてもぎりとった勝利的地平を歴史に刻印する金字塔です。
　革共同入管闘争組織委員会の『安倍成長戦略粉砕！外国人労働者使い捨て反対！』は、今後の人口激減が予測されるほど日本の労働者を搾取・収奪してきた日帝･ブルジョアジーが、外国人労働者を奴隷同然に日本でこき使う体系としての技能実習制度の衝撃的な実態を暴き出し、４月に横浜と関西で行われる「外登法･入管法と民族差別を撃つ全国交流集会」への結集を呼びかける重要論文です。
　『ウクライナをめぐるロシア･米欧日の争闘戦と戦争危機』はウクライナをめぐる戦争危機の階級的本質を暴き出し、労働者階級に団結と革命を呼びかける革命的情勢論です。
　今号の最大の柱は巻末に掲載した柏木俊秋同志の力作＝『日帝・安倍の戦争政治と極右ファシストたち』です。この論文は、安倍政権のもとで日米争闘戦が歴史的緊張状態に入っていることと、そのもとで登場している田母神やＮＨＫ籾井など極右ファシストたちの主張の超反動的本質と破綻性を全面的に暴き出し、たたきのめしています。支配体制としての資本主義の歴史的崩壊局面として安倍を先頭とする極右政治とファシストを断罪し、この策動を打ち砕く労働者の力強い団結を呼びかけています。
　今号にはさらに『現代革命への挑戦──革命的共産主義運動の50年』（上巻）によせた倉石庸同志と長谷川英憲同志の書評も掲載しました。
　２０１４年冒頭の嵐のような激闘の中でどの論文にも生み出された結晶の数々が盛りこまれ貴重な宝庫となっています。全国のみなさんの活用を呼びかけます。
　定価：本体１０００円＋税。
　購入は、ブックサービス（０１２０－２９－９６２５）
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