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狭山再審闘争勝利へ! 東日本解放共闘総会かちとる

12月15日、部落解放東日本共闘会議の第33回総会が都内で開催されました。
石破政権が差別・排外主義をあおって米帝と共に中国侵略戦争に突進する中で、石川一雄さんの再審無罪をかちとる狭山第3次再審闘争は、東京高裁・家令和典裁判長による請求棄却を許すのか、それとも絶対に事実調べ-再審を行わせるのかという決戦局面に入っています。直前の12日には東京高裁に対して全国水平同盟主催の狭山中央闘争が全国から結集した120人で打ちぬかれ、同日夜には8・6ヒロシマ暴処法弾圧の5人が保釈・奪還されました。その高揚感と勝利感にあふれて総会を開会しました。

闘う熱気の中でかちとられた東日本解放共闘総会。田中康宏議長の主催者あいさつに聞き入る参加者(12月15日 東京)

主催者あいさつで田中康宏議長は、中国脅威論があおられ既成の運動が足元から崩れ前提にできないこと、分断する武器は脅威論とともに差別排外主義であり、これとの対決で狭山闘争が決定的位置にあることを説き、「今日の総会を新しい出発点としてかちとろう」と呼びかけました。
たたかう仲間・団体から大坂正明さん救援会と星野再審連絡会議があいさつし、「星野・大坂闘争を狭山と一体でたたかう」「狭山闘争は韓国のたたかいをはじめ全世界の闘争と結びついていると確信した」と述べました。
議案の総括を提起した徳永健生事務局長は、この1年間に東京高裁要請行動を6回たたかいぬいたこと、全学連をはじめ新しい仲間が立ち上がっていること、さらに幹事団体の中で動労千葉、動労総連合水戸に続いて新たに三多摩労組交流センター(多摩連帯ユニオン根岸病院分会と同ベストライフ東村山分会)が反戦ストライキに立ち上がった意義を確認しました。また、解放共闘として狭山闘争の拡大に向けて狭山パンフを2回作成・販売したこと、狭山闘争を大衆的実力闘争として復権させることをめざして5・23、10・31に狭山デモに打って出たこと、これらを通して11・3労働者集会の組織化に総決起したことを決定的前進としました。
たたかいの方針として、中国侵略戦争阻止へ決起すること、階級的労働運動の力で東京・関東に水平同盟の支部を建設すること、狭山闘争を全力でたたかうことの3点が提起されました。
これを受けた質疑応答で水平同盟杉並支部は、部落解放同盟が狭山再審闘争で決定的な位置をもつ下山鑑定の事実調べの価値を低めるようになった中でたたかいぬかれた12・12狭山中央闘争の意義を強調しました。「戦前、全国水平社が侵略戦争に突き進んだ歴史を繰り返さない勢力として水平同盟が立ったことが大きい。労働者人民がたたかう方針を求めている」と力を込めました。各団体から、「下山鑑定を武器にたたかおう」「解放運動の主流派として登場しよう」「袴田再審無罪はチャンスだ」「原則的にたたかおう」と発言が続きました。13日に京大で全国学生反戦集会をかちとった全学連は、「狭山闘争に立ち上がり、中国侵略戦争阻止の大闘争に立ち上がる」と決意を述べました。
最後に来年は狭山闘争の決戦局面であることを再度確認し、早速、2月の狭山要請行動を決め、団結頑張ろうを行いました。ぜひ集まりましょう。(部落解放東日本共闘会議 N)

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