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迎賓館・横田裁判 3同志への重刑求刑弾劾!

 12月24日、東京地裁で、迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判差し戻し審の公判が開かれ、検察官による論告求刑が行われた。検察は許せないことに、須賀武敏同志に懲役15年、十亀弘史同志と板垣宏同志に懲役13年もの重刑を求刑した! その最大の理由は、“1986年の東京サミットと昭和天皇ヒロヒトの在位60年式典を粉砕した迎賓館と米軍横田基地へのロケット弾戦闘が国家権力に大打撃を与え、その影響は今日に及んでいる。中核派は現体制の転覆を叫んでおり、3被告はその一員であり、かつ自らの思想・信条を何一つ変えていない危険人物だ”というものだ。ふざけるな! 次々と飛ぶ怒号に、おびえる検事。だが裁判官は制止の声ひとつ発することができない。

 この重刑求刑は、闘いの前進に土壇場まで追い詰められた日帝権力の悲鳴である。検事の論告は最初から最後まで弁明に終始した、実にお粗末なものだった。それもそのはずだ。東京高裁は、一審の裁判所が「関連性がない」として排除した証拠群を調べれば有罪にできるはずだと強弁して差し戻し決定を出したが、それを受けて開始された差し戻し審は逆に、権力のデッチあげと3同志の無実をますます明らかにする場に転化してしまったからである。2時間を超える論告で検事が必死に展開したのは、“弁護側の主張だけでは3人が事件と何の関係もないことを100%立証はできない”という一点だ。だが立証責任を負っているのはどちらなのか!? デッチあげ逮捕・起訴を強行した検察官にこそ3同志と事件との関係を立証する責任があり、それができなければ直ちに起訴を取り下げ、3同志に謝罪せよということだ! 起訴された側が自ら無実を証明できなければ有罪だというのなら、それはもはや裁判ではない!
 地裁前ではこの日、法大弾圧の残る5学生奪還の座り込み闘争が闘われ、3同志の裁判闘争と一体で地裁を二重に包囲し、追いつめる闘いとなった。(写真は地裁前でマイクを握る板垣さん)
 次回の公判はいよいよ、被告・弁護団の最終弁論となる。3月23日と24日の2日間にわたって行われる最終弁論公判に総結集しよう。2010年、民主党・連合政権打倒の階級決戦の爆発の中で、再度の無罪判決を必ずもぎとり、あらゆる弾圧の完全粉砕へ突き進もう。(千)

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