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広島弾圧を完全に粉砕! 大坂同志の無罪奪還を

でっち上げ粉砕し不起訴をかちとる
 大阪地方検察庁は、広島で家賃の支払いに使う銀行口座を不正に取得したとして「詐欺罪」をでっち上げ(昨年11月)、3人を不当に書類送検していた大阪府警の弾圧について3月11日、全員を不起訴処分とした。産経新聞などのブルジョアマスコミを動員した不当弾圧に対して原則的に闘い、完全に粉砕した。
今回の弾圧は、2017年に大坂正明同志が逮捕された際にいたとされる部屋にからみ、「大坂=殺人犯」の悪質なデマを流すことで運動の破壊をもくろむものだった。
大阪府警は広島の地で核・原発、改憲・戦争に反対する安芸太田町議宅へ、町議を被疑者としていることも明らかにせず家宅捜索に入った。安倍政権の地方切り捨てと闘い、新自由主義に対する地域住民の怒りを組織する先頭に立ってきた町議をデマでおとしめ、運動の弾圧を狙ったのだ。
不当な弾圧に一歩も引かずに闘ったとき、労働者階級は必ず勝利できる。この勝利を力にして、星野闘争と一体で大坂同志の無罪・奪還をかちとろう。
星野闘争と一体で大坂裁判の勝利へ
今回の弾圧は一方で、大坂裁判闘争の前進に対する反動でもあった。1971年11月の沖縄闘争の大高揚で危機に立った国家権力による凶暴なでっち上げ弾圧が、星野文昭同志と大坂同志らに対する「殺人罪」適用・指名手配である。大坂同志は、46年にわたって指名手配攻撃と闘い抜いてきた。そして今、不当逮捕から3年、星野同志の闘いと精神を継承し獄中から戦争と改憲に反対して、沖縄闘争への限りない連帯のアピールを発し続けている。
大坂同志は無実だ。星野同志の有罪の証拠とされたデモ参加者の「供述調書」が権力の完全なねつ造であることを突き付けられた検事は、当時の捜査官が「事件について何も覚えていないことを立証する」と主張している。大坂さんを知らないデモ参加者が大坂さんを特定した理由として「覆面をしていなかった可能性がある」などと言い始めている。大坂さんに対する供述が皆バラバラであることを突き付けられ、「人着(人相、服装、持ち物)を主張しない」と言い張っている。
大坂同志と弁護団の闘いが権力のでっち上げを全面的に暴き、検察を追いつめていることに対する窮余の策として出されたのが、今回の「詐欺罪」でっち上げを使ったデマ宣伝である。これを完全に粉砕した。
大坂裁判闘争は、改憲・戦争阻止の階級決戦と一体である。社会の根底的変革を求める闘いが全世界で巻き起こっている。コロナショックは社会の崩壊を明らかにし、新自由主義への怒りはすさまじい勢いで広がっている。大恐慌・革命情勢に際し、職場から声を上げ、仲間を組織し、安倍打倒に攻め上ることは全く可能だ。星野再審・国賠闘争と一体で大坂同志無罪奪還へ、力を合わせよう。

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