鈴木哲也同志が出獄 「犯人蔵匿」でっち上げ破る
12月5日、でっち上げ「犯人蔵匿」弾圧と闘い抜いた鈴木哲也同志が出獄した。2017年5月18日の不当逮捕以来、完全黙秘・非転向を貫いた鈴木同志は大阪拘置所での下獄闘争を終え、勝利者として労働者人民のもとに帰還した。
鈴木同志は、1971年渋谷暴動闘争での警官死亡事件で「殺人罪」をでっち上げられた大坂正明同志を「指名手配されていることを知りつつ住居を提供しかくまっていた」との罪に問われた。だがその「証拠」とされたのは押収した『前進』などと警察による画質の悪い盗撮ビデオに過ぎない。有罪の根拠となる具体的証拠を欠いたまま、一審大阪地裁は懲役1年8月の判決を言い渡した。とんでもない不当判決だ!
だが、二審大阪高裁は、「同居人を大坂だと知っていたとまでは言えない」として原審を破棄し、懲役1年2月に減刑した。
証拠がないのだから無罪になって当然にもかかわらず、とにかく有罪判決は維持するという政治的判断での許しがたい反動判決だ。しかし、一審のあまりのでたらめと決めつけ判決の根幹を粉砕した結果としてかちとられた重大な勝利だ。これは、鈴木同志本人と弁護人、そして裁判傍聴に駆けつけ、猛然と救援活動に奮闘した同志たちの闘いでもぎとられた。共謀罪弾圧攻撃に対して大反撃し、その緒戦で打ち破ったに等しい。
鈴木同志は今、「安倍政権打倒・改憲阻止」の闘志を燃やしている。今回の勝利に続き、星野文昭同志、大坂正明同志を奪還しよう。
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