戦争阻止・パククネ打倒へ、2・27ソウルで2万人の民衆総決起大会
2月27日、ソウルで、パククネ政権打倒へ向けた第4次民衆総決起大会及び汎国民大会が開かれた。民主労総を始めとする労働者、農民、学生、市民・社会団体など2万人が、朝鮮半島での戦争の切迫という重大情勢への危機感に燃えて、会場のソウル市庁前広場に集まった。労働者人民を犠牲に資本・財閥が私腹を肥やしてきたパククネ政権3年間のあらゆる悪行への徹底弾劾に加え、パククネが米日韓軍事同盟のもとに対北朝鮮の本物の戦争にのりだすことに、激しい怒りがたたきつけられた。
民主労総のチェジョンジン委員長職務代行、全国農民会議総連盟のキムヨンホ議長、全国露天商協会会長など民衆総決起闘争本部の代表が壇上に立ち、「パククネ政権が反民衆・反平和の暴走を続け、無気力な野党がこれを放置する以上、この地の民衆の生存と平和を守る方法は、民衆が自ら闘争に立ち上がることだけだ!」と声を大にして訴えた。
「パククネ独裁審判」「労働改悪中断しろ」と並んで、「THAAD(高高度防衛ミサイル)配備反対」などの反戦スローガンが会場に掲げられた。
続いて開かれた「記憶せよ!怒れ!審判せよ!汎国民大会」では、セウォル号遺族などの諸団体とともに、日本軍軍隊慰安婦問題での昨年末日韓合意の破棄を求めて闘う学生団体の代表が発言に立った。日韓両政府による合意は「被害者を無視し、戦争犯罪の事実から目をそむけて新たな戦争を可能にする道を開くものだ」との怒りに満ちた弾劾が会場を圧した。
また、パククネ政権が2月23日に急きょ国会に上程した「テロ防止法案」にも絶対反対で闘うことが宣言された。「テロ防止法案」は国家情報院に人民統制のための強大な権限を与えるもので、戦争準備と一体だ。
さらに、4月の国会議員選挙に向けて2月17日結成された総選挙共同闘争本部が、「労働改悪中断!民衆生存権保障!財閥体制打破!労働者・民衆の総団結で民衆の世の中を早めよう」の横断幕を掲げて登壇し、民主労総のヤンドンギュ政治委員長が代表して決意を表明した。
昨年の11・14闘争で警察権力の殺人的放水を浴びた農民、ペクナムギ氏は今なお意識不明の重体である。大会後、参加者は彼が入院するソウル大病院までデモ行進し、ペクナムギ氏の娘さんの「父を襲撃した警察、政府こそテロ組織だ」の訴えに応えて、最後まで闘うことを誓い合った。
パククネの戦争政治に真っ向から立ち向かう韓国労働者人民と固く連帯して闘おう。(S)
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