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もう生きられない! カリフォルニア大学施設の労働者がストライキ

 7月14日月曜日早朝から、サンフランシスコやバークレーなどにあるカリフォルニア大学の5つの病院、10のキャンパスの学生寮、食堂などの現業労働者が飢餓的な賃金の引上げを求めてストライキに起ちあがった。裁判所はスト禁止命令を出したが、労働者は「このままではホームレスになるしかない!」と、処分を恐れずストライキに突入した。ストに立ち上がったのは、全米州郡市労組(AFSCME)ローカル3299に属するカリフォルニア大学の約2万人の現業労働者で、患者ケア労働者が11000人、サービス部門労働者が8000人である。
 




 ストライキは7月18日までの5日間行われるが、病院カフェテリアに勤めるルイス・ルセロは「要求が通るまで、2週間でも、1ヶ月でも、2ヶ月でも頑張る」と、その闘う覚悟を語った。カリフォルニア大学現業労働者の賃金はほかのコミュニティカレッジや私立病院に比べて25%も低い。時給10?(約1200円)足らずではとうてい生活が成り立たず、ほとんどの労働者は夜間にほかの職場で働いてようやく生計を維持している状態だ。カリフォルニア州知事シュワルツネガーが来年度の予算削減を提議したことでカリフォルニア大学では2億4千万ドルの赤字が見込まれるとしているが、組合委員長のラケーシャ・ハリソンは、大学当局が現業労働者に相当の賃金を払えないはずはなく、それを優先順位から外しているだけだと述べている。組合は昨年から大学当局と交渉を重ねてきたが、協約の切れた今年1月からは無協約の状態で闘っている。(E)

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