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梨花女子大で総長追放 学生と教職員が共に決起

20161027b-2.jpg ゼネストで闘う民主労総と並んで、パククネ打倒の先頭に躍り出ようとしているのは、韓国の学生運動だ。学生による大学本館占拠闘争が続いていた梨花女子大学では、10月19日、ついに総長を打倒、追放する一大勝利がかちとられた。
 7月末以来の占拠闘争の地平の上に、9月に入ってチェスンシルの娘の不正入学事件が明るみに出たことが総長打倒の決定打となった。政権中枢と癒着した大学当局の底なしの腐敗が暴露され、学生に続いて教授・教職員の決起が始まった。

 10月19日には、梨花女子大130年の歴史上初めて、教授が学生と一緒になって学内デモに立ち上がった。追いつめられた総長は、そのデモ開始1時間前に自ら辞任を表明した。集まった5千人の学生と200人の教授は勝利の喜びにあふれ、「解放梨花!」のシュプレヒコールをとどろかせながらデモを貫徹。最後に「これで終わりではない」と、大学の根底的変革を求めて闘い続けると宣言した。
 梨花女子大総学生会はさらに、パククネがチェスンシルの国政介入を認めたのを受けて、「大韓民国、チェスンシルの夢がかなう国ですか」と題する弾劾声明を直ちに発表した。他の大学でも学生が「時局宣言」を発表して続々と闘いに立ち上がり始めている。26日にの夜には学生や高校生が急きょ、ソウル都心部の街頭に「パククネ下野しろ」のプラカードをもって飛び出し、「大統領が自ら退かなければ、国民が立ってその権力を奪う時だ」と訴えた。

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