12・10ソウル 80万が新たな闘いを宣言
国会の弾劾決議から一夜明けた12月10日、ソウルの街頭は再び「パククネ即時退陣」を叫ぶ人の波で埋まった。昼前から続々と集まった労働者・農民・学生などの隊列は午後4時過ぎには20万人に達し、夜に入ってさらに増加し午後8時半には80万人に膨れ上がった。釜山、光州など全国を合わせると計104万人だ。
午後6時から光化門広場で開かれた退陣行動(パククネ政権退陣非常国民行動)の集会では、「パククネはまだ巻き返しを狙っている」と、パククネ即時退陣と共犯者全員の処罰を求めてさらに闘いぬくことが確認された。セウォル号遺族、梨花女子大総学生会会長、「財閥の頭目を拘束しろ!」を掲げて発足した財閥拘束特別委員会の代表などが、必要なのは腐敗した権力の根を完全に絶つことだと訴えた。
民主労総はこの日の記者会見で、弾劾は終わりではなく新たな闘いの始まりだと宣言した。労働改悪や鉄道民営化、サード配備などパククネの全政策を廃棄し、財閥支配の解体へ全力で闘う方針が打ち出された。【写真上は大統領官邸包囲デモに立つ民主労総。下は「パククネを拘束しろ」のボードを掲げる参加者】
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