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イタリアでも100万人のストライキ!

 3月12日、ついにイタリアでも、極右・ベルルスコーニ政権の経済政策に反対してストライキがたたきつけられた。イタリア最大のナショナルセンターCGIL(イタリア労働総同盟)が呼びかけ、学校や病院などで8時間、交通機関では4時間のストライキに決起。首都・ローマの数十万のデモをはじめ全国各地で集会・デモが闘われた。アリタリア航空では10時から14時、鉄道では14時から18時など時間差の波状ストライキで、バスや地下鉄など近距離交通も含めて終日、運休や遅れなど大きな影響を与えた。写真はストライキに決起し、デモに立つローマの労働者

 イタリア労働者はこのストライキで、労働者や年金生活者への重税の撤回と失業者への支援、雇用政策、さらにこの2年間の大増税で奪われた賃金を取り戻すために一人500ユーロ(約6万2000円)の支払いを要求した。ストに決起した労働者は「強制休暇にみんな怒っている。一ヶ月800ユーロ(約10万円)でどうやって生きていくんだ」と怒りを爆発させている。
 欧州連合の経済危機の先頭に立つPIIGS諸国の中で、帝国主義国であり極右政権であるイタリアにおいてもついにギリシャ情勢が波及し始めた。体制内左派の裏切りと排外主義の扇動によって労働者に激しい矛盾を押しつけ、支持率を維持してきた極右政権に対して、端緒的にも労働者の反撃が始まったことの意義は決定的である。またこのストに先立つ3月2日、移民労働者数千人が、排外主義に反対するストライキとデモに決起したことも大きなインパクトを与えている。イタリア情勢も急展開し始めている。ここでも、問われていることは体制内左派の裏切りとの徹底的な対決であり、革命的な指導部と路線の確立なのだ。
 世界の革命情勢の深化に応え、3・20ワーカーズアクション5000人決起へ猛進撃しよう!(SG)

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