現代車スト10日目①/「闘えば闘うほど労組加入申込書が飛んでくる!」
11月24日午後3時、金属労働者大会に先だって金属労組非正規職闘争本部の「現代車非正規職闘争勝利のための決意大会」が現代車蔚山(ウルサン)工場正門「夢九(モング)山城」の前で開かれた。司会の起亜車支部社内下請け分会のシンソンウォン代議員は冒頭、「現代車ストライキ闘争に連帯するため、昨日、起亜非正規職支会で残業拒否闘争を始めた。華城(ファソン)工場のラインを止めた。現代車の孤立は全非正規職運動の後退だからだ」と連帯を語った。現代ハイスコ支会のパクジョンサム支会長、ドンヒオート社内下請け支会のイベギュン支会長、金属労組非正規職闘争本部のキムソヨン本部長などが熱い連帯の気持ちを語った。
全面ストライキで結集した現代車非正規3支会の組合員が闘争報告に立った。全州(チョンジュ)非正規職支会のキムピョンジュン現場委員は「7月22日に大法院判決があり、私は労組を訪ねて労組に加入したいと言って組合員になった。加入すると懐柔と脅迫が始まった。名ばかり社長が面談しようと事務室に呼び、労組を脱退しろと脅迫した」と不当労働行為を暴露した。さらに「一度も会ったことのない仲間の焼身の知らせを聞いて涙が出てきた。最後まで闘う」と決意を表した。
現代車非正規職支会のソククンド組合員は「ファニナ同志はお母さんが病気で座り込み場から出てきた。また入ろうとしても入れず、私たちのために前途を照らそうと犠牲になった。焼身を知ってまっすぐ病院に行った。全身に包帯が巻かれ声も出せないのに腕を振り上げた。涙が出た。拳を振り上げて、闘争、闘争と叫んだ。私たちも闘争、闘争、決死闘争と叫んだ」と報告し、「ストライキ隊伍が暴力で崩れるのではないかと心配していたが組合員たちは殴られても引きずり出されても出てきて、入院してまた出てきて熱心に闘い、非組合員が労組に加入している。仲間たちを見て、勝てるという自信がわく」と報告した。
牙山(アサン)非正規支会のユンドンヒ組合員は「社側の無慈悲な弾圧で靭帯が切れ、肋骨が折れ、指骨折は負傷にも入らない。管理者たちは殴っておきながら殴らなかったととぼける」とし、「人間らしく生きるための闘争だ。私たちの闘争はもう結果が出ている。その結果をキリュン電子、ドンヒオートが見せた。弾圧されても非組合員が参加している。闘争すればするほど労組加入書が飛んできて、ラインを巡回すると非組合員が闘争基金を渡してくれる」「これらすべてが闘争の結果を物語るもので、私たちが少し頑張れば、全国の非正規職の希望になる闘争ができる」と力強く語った。
現代車非正規職蔚山蔚山支会シート1部のチョンテゴン代表は「ドンソン企業の組合員は15日にシート闘争を始め、その日に奴隷契約は締結しないと決意した。私たちが望むのは正規職で、奴隷契約ではない。第1工場拠点ストライキの仲間たちが正規職になって帰ってこれるように闘争する」と決意を表明した。
同時刻、蔚山第1工場の中でも決意大会が進行した。現代車側が「下請け労働者とは交渉できない」という立場に固執していると聞いた組合員たちは「われわれは正規職だ。鄭夢九(チョンモング、現代グループ会長)が出て来い」と叫んだ。その場に参加した現代車全州委員会の正規職労働者たちは「皆さんが誇らしい。今、仲間の皆さんは正規職にならなければなりません」と発言し、スト労働者から拍手を受けた。正門前から電話で「第2、第3工場の組合員たちが外でともに闘っている」などと外の闘いが伝えられると、電気も切られた工場内が明るい歓声に包まれた。
写真は上から①蔚山工場正門前の集会、②キムピョンジュン現場委員、③ソククンド組合員、④ユンドンヒ組合員、⑤第1工場内での決意大会
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