民主労総ゼネスト、全国27万労働者が突入
民主労総(ハンサンギュン委員長)が24日、4大目標を掲げてゼネストに突入した!
午後から全国17都市で開かれるゼネスト集会を前に、傘下の14加盟組織所属の2829事業所と16地域本部所属の97事業場で、合計26万9000人がストライキに突入した。金属労組、建設産業連盟、公共運輸労組所属の学校非正規職と大学病院労組、民主一般連盟の清掃労働者、非正規職労働者などだ。
金属労組は24日、全組合員が昼・夜各4時間以上のストライキに突入するというゼネスト指針を発表している。大手企業労組で最も大規模にストライキに参加したのは、起亜車労組の約3万3000人だ。現代車労組、韓国GM労組は拡大幹部ストライキに出る。金属労組全体では、173事業場の労働者7万人余りとなる。
スト権が保障されていない教師と公務員も集団年次休暇や総会開催などの方法でゼネストに合流する。
公務員労組所属の組合員6万人も24日、支部ごとに臨時総会を開催してゼネストに参加し、各地で開催される民主労総ゼネスト決意大会に参加する計画だ。政府は、教師・公務員のストライキ参加は違法であるとして刑事処罰を強行する方針であり、緊張が広がっている。
午後から全国17地域で開催されるゼネスト集会には、7万人以上の民主労総組合員だけでなく、青年、学生、都市貧民、市民社会団体なども参加する見通しだ。セウォル号遺家族も合流する。
ソウル、仁川、京畿地域の労働者たちは午後3時、ソウル市庁広場に集結してゼネスト大会を開き、集会後は都心デモに打って出る。
民主労総ゼネストの4大目標は、▼「より容易な解雇、より低い賃金、より多くの非正規職」を狙ったパククネの労働市場の構造改悪廃棄▼公的年金強化・公務員年金改悪中断▼最低賃金時給1万ウォン獲得▼勤労基準法全面適用と労組法2条改正、すべての労働者の労働基本権獲得などだ。
民主労総は、4・24ゼネストを皮切りに、5〜6月にかけての波状闘争を本格化する。
巨大な階級的怒りを束ねるゼネストが、パククネ政権打倒へ歴史的に動き始めた。未来は労働者のものだ。(K)
【写真】現代重工業労働組合が2015年賃金交渉闘争勝利出発式を開催し、正規職・非正規職組合員2500人が参加し、共同闘争として闘い勝利することを誓い合った。事務職の女性組合員も参加(4月23日 現代重工業時計塔交差点)
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