クミ工場前でテントろう城 ハンサンギュン氏が激励訪問
クミ工業団地に34万平方㍍の広大な敷地をもつAFK、その正門前に旭非正規職支会のろう城テントがある。強制撤去を受けるたび、より強固に再建されてきた。そのろう城テントに6月5日、ハンサンギュン民主労総前委員長がやってきた。5月21日、残刑6カ月で仮釈放をかちとってから16日目のことだ。
「ハンサンギュン委員長、元気にお帰りになりありがとうございます」の横断幕が掲げられ、金属労組旭非正規職支会とKEC支会の組合員が大歓迎し、解雇撤回・非正規職撤廃をかちとることを誓い合った。
KEC支会は、誕生から今日まで旭支会を全面的にサポートしてきた先輩労組だ。2012年5月、KEC支会が75人の整理解雇撤回を求めて親会社の東芝本社を追及するために日本遠征闘争を行った際、動労千葉が受け入れ、共に闘った経緯がある。KEC支会は東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の社前闘争にも駆けつけ、オムジョンフン教宣部長(当時)が「労働組合に入って闘おう」と呼びかけた。帰国後の5月30日、75人の整理解雇撤回を勝ち取ったが、今も資本との激しい攻防を闘い続けている。
「靴箱の名札がそのままだった」
4月18日、ソウル高裁が旭硝子の不当労働行為を不認定とする反動判決を下す一方、5月14日にはテグ高検が旭硝子の不法派遣について再捜査命令を出すなど攻防が続いている。
さらに5月28日、労組が提訴した「勤労者地位確認民事訴訟」で現場検証が行われ、旭支会は、裁判所と労資双方の弁護団と共に3年ぶりに工場に足を踏み入れた。
チャホノ旭支会長は「今回の現場調査が旭硝子が雇用責任を有している十分な証拠になるように願う」と語り、ミンドンギ法対部長は「工場がそのままだ。靴箱にも名前がそのままあった。直ちに職場に再び戻れたらいいのに」と話した。
〔写真〕上:ハンサンギュン民主労総前委員長(中央)を囲んで(6月5日 クミ)
下:現場検証のために3年ぶりに旭硝子工場に入る組合員たち(5月28日)
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