メルケル・EU・プーチンは、ウクライナから手を引け -ベルリンで1000人が反戦デモ-
5月31日、ウクライナ情が緊迫化する中、ベルリンで、ドイツ・メルケル政権、EU、ロシア・プーチン政権の戦争激化政策に反対するデモが1000人の参加でおこなわれた。体制内労組が、なんら行動をとろうとしない状況下で、いくつかの政治組織、市民グループの活動家が中心のデモとなった。昨年の11月集会に参加し、今回6・8国鉄集会にメッセージを送ってくれた「ベルリン都市鉄道の民営化に反対する行動委員会」も積極的に参加し、次のようなのスローガンをかかげてたたかった。
「ウクライナ内戦の背後にいるのは、メルケルとEUとプーチンだ」「この三者は、ウクライナで、自分たちの経済的権益をめぐって争っているのだ。ただちに、ウクライナから手を引け!」「民族主義反対」(写真参照)
デモは、ベルリン都心のポツダム広場から出発し、中央駅までのコースを、シュプレヒコールを叫びながら貫徹された。途中で、ドイツ第1テレビ局(ARD)の前で、マスコミのウクライナ報道に抗議をたたきつけた。新聞も含めた全報道機関は、ロシアの軍事行動のみを非難し、ドイツ政府とEU、さらに米帝が、ウクライナ暫定政権とその手先であるファシスト・グループを支持・援助していることをまったく隠蔽しているのだ。
土曜日の都心デモは、街頭での注目をあびる中で、ウクライナ問題の階級的核心を暴露し、大きな関心を呼び起こした。
今回達成できなかった労組からの参加をかちとるため、「行動委員会」は、他の諸組織と共同で、次のような行動計画を立てている。
8月25日深夜零時から、8月31日の24時までの7日間、連日24時間の抵抗週間として、ベルリンの南駅東交差点で抗議行動を展開する。(K)
最初の写真は動労千葉のTシャツを着てデモに参加した労働者。プラカードには「EUとメルケル、プーチンは自分たちの経済的利害のために争っている。ウクライナから手を引け」と書かれている。
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