「市東さんの農地を守る会・茨城」の第2回総会開く
2月28日、「市東さんの農地を守る会・茨城」の第2回総会がつくば市で開かれた。発足から1年、茨城の地から三里塚に連帯し、国家権力とNAAによる農地強奪を阻むため、市東さんを支える運動のさらなる発展を誓い合う場となった。
最初に会を代表して動労水戸の木村郁夫書記長があいさつした。「昨年7月、三里塚現地調査を行った。朝鮮侵略戦争を阻止し安倍政権を打倒する闘いとして三里塚はますます重要になっている。動労水戸は動労千葉とともに反対同盟との労農連帯を強め、国家権力と真正面から闘う。最高裁にあてた緊急5万人署名を集めよう。成田市赤坂公園で開かれる3・27全国集会へ、そして7・3三里塚50周年集会に結集しよう。労働組合が軸となった農地を守る会を発展させよう」
続いて「市東さんの農地を守ろう」と題した短編ビデオが上映された。市東さんの農作業や反対同盟としての活動を紹介し、不屈の闘志と温厚な人柄が伝えられた。
三里塚現地闘争本部から現地情勢が報告された。芝山町では元反対同盟の相川勝重町長や石毛博道による第3滑走路誘致の動きが強まっている。この攻撃を住民の怒りを束ねて阻止する熱い決意が伝えられた。
会の現状報告と規約改正の提案に続き、活動方針として、①3・27全国集会、7・3三里塚50周年集会への参加、②緊急5万人署名と賛同人署名、③現地調査、援農への取り組みが訴えられた。さらに『週刊三里塚』の積極的購読が呼びかけられた。
続いて、参加者一人ひとりが発言。三里塚体験、農業とのかかわり、TPPや安倍新農政への危機感と怒りなどを、各々が情熱を込めて語った。動労水戸の池田学執行委員は、「現地調査、反対同盟旗開きに参加して、市東さんとの団結の強まりを感じる。労働者と農民は闘いの同盟軍だ。次回は若い人を中心にした現地調査を行いたい」と意欲を表した。
小竹運輸労組の野澤英人副委員長が、「安倍は追いつめられている。反対同盟やわれわれへの攻撃も強まるだろうが、団結して打ち返し、戦争を止めるために闘おう。援農に駆けつけよう」と訴えて集会をまとめた。
県内でこの間集めた署名・賛同署名が、司会から三里塚現闘に手渡され、会場は拍手で満たされた。この日の集会前につくば駅前の情宣で集めた署名も含まれている。
最後に野澤さんの音頭で団結ガンバローを三唱し集会を締めくくった。(TN)
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