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健康教室で集会室使わせろ 八尾市に抗議・申し入れ行動

20170406d-1.JPG 3月29日、大阪府八尾市に対し、4月から強行しようとしている市営西郡(にしごおり)住宅への指定管理者制度の導入をやめることと、八尾北医療センター「健康教室」のための33号館集会室の使用を許可することを要求する抗議・申し入れ行動が闘われた。
懇談会に大結集
 行動に先立つ3月25日、2月の5回にわたる指定管理者導入の説明会に乗り込み闘った熱気そのままに、八尾北医療センター待合にかつてない50人が集まり懇談会がもたれた。参加者から説明会への怒りの声が上がった。「あんなん説明会とちゃう」「3カ月滞納で追い出しなんて何のための公営住宅や」「地区協とグルになって八尾北健康教室に33号館集会室を貸さないのはおかしい」

 この住民の怒りと一つになって、抗議・申し入れ行動に八尾北労組、全国水平同盟西郡支部、八尾北命と健康を守る会、関西合同労組大阪東部支部の仲間が決起した。
 秘書課の入口はまたも十数人の職員が阻止線を張っている。先頭にはこの間悪行を重ね破産してきた住宅管理課次長が立ち、「何の申し入れに来たのか。私に説明をしてもらわないと通すわけにはいかない」と秘書課長との面会を妨害した。
 「ふざけるな! なんで住宅管理課を通さなあかんねん。事前に秘書課長に連絡して来ているんだ。秘書課長を呼べ」「説明会で八尾市は縦割りやと言っていたやないか。なんで横から住管が出てくるんや」。次長に怒りを爆発させ追及する。傲慢(ごうまん)で支離滅裂な次長の姿は、八尾北労組を軸に住民や市職員が決起することへの恐怖の表れだ。
管理者制度弾劾
 次長の破産に追い詰められた住宅管理課長が「代表とだけなら秘書課長を呼ぶ」と助け船を出し、4団体の代表が申し入れることになった。
 八尾北労組の藤木好枝委員長が申入書を読み上げた。「八尾市は今すぐ市営住宅への指定管理者導入をやめること。及び、4月28日八尾北医療センター『健康教室』の33号館集会室使用を許可することを求める」「『命よりも金もうけ』のために住民を住宅から追い出す。八尾市で働く労働者の首を切り非正規職化する。民営化で労働者や住民の共同性と団結を破壊する。これが指定管理者導入だ。絶対に認められない」「八尾北労組は現在の『金もうけの医療』に反対し、『人間には本来病気を治す力がある。みんなが助け合い、睡眠と食事と運動で健康を取り戻そう』と呼びかけて『健康教室』を始めた。33号館の住民から集会室でやってほしいという声が出ていた。健康教室のための使用不許可こそ住民追い出しと更地化、八尾北つぶしの指定管理者の正体だ」。怒りを込めて市を弾劾し、申入書と「4月28日 33号館集会室使用申請書」を秘書課長に手渡し、回答を約束させた。
 この後、庁舎前の街宣に立ち、市の自治体労働者にともに闘おうと呼びかけた。西郡では地区協は破産し、八尾市は墓穴を掘った。八尾北労組を軸に新たな闘いに突入し、拠点建設を進めていく。(全国水平同盟西郡支部・錦織進

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