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大坂さんと団結しデモ 戦争反対の声が東拘を包囲

大坂さんのリクエストに応え、全学連を先頭に改憲・戦争反対を叫んだデモ(6月26日 東京・葛飾区)

6月26日、東京労組交流センターは、大坂正明さん救援会とともに3回目の東京拘置所包囲デモを闘いました。大坂さんと団結し、獄壁をぶち破って奪還するぞと、130人が熱い思いをもって駆けつけました。
デモの前、東武伊勢崎線小菅駅近くの小管万葉公園で集会。最初に大坂さんからのメッセージが読み上げられました。
大坂さんは「接見禁止で弁護士以外との面会、信書のやりとりはできません……しかし、私自身には全く孤立感はありません。外とのつながりを十分に実感しているからです」とし「6月26日は参院選のまっただ中であり、改憲・戦争策動と闘うべき重大なときです。軍事費と軍備の増強などは際限なく拡大するので、ここでくいとめる必要があります。この包囲デモでは改憲・戦争反対と結合したコールをお願いします」と呼びかけています。最後に「次回のデモは、ぜひ裁判勝利の後の私の凱旋(がいせん)デモにしたいものです」と、勝利への強い決意を表明しています。
東京労組交流センター副代表で大坂救援会事務局長の小泉義秀さんが基調提起を行いました。
小泉さんは「星野さん、大坂さんが闘った1971年11月の沖縄返還協定批准阻止・渋谷闘争から50年、沖縄―南西諸島で中国侵略戦争のためのミサイル基地建設が始まり、再び戦場になろうとしている。大坂裁判は3月に裁判員裁判の適用を粉砕した地平の上で、10月にも始まろうとしている。星野文昭さんや奥深山幸男さんの分も含めて、無実の大坂さんを奪還する裁判闘争に全力で決起していきたい。50年も前の裁判ができるのか。大坂さんの起訴そのものが違法だ。大坂さんと団結して裁判闘争に勝利しよう」と訴えました。2020年8月に結成された大坂救援会は、東京拘置所に対し11回に及ぶ申し入れを行って大坂さんの鼻にできたポリープの治療を要求し、宣伝カーでの呼びかけなど精力的な救援活動に取り組んできました。
その後、東京労組交流センター代表の山口弘宣さん、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表の狩野満男さんと星野暁子さん、迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧元被告の十亀弘史さん、大坂救援会呼びかけ人の婦人民主クラブ全国協代表・三浦正子さん、千葉でともに闘った飯島幸雄さん、そして全学連の仲間がそれぞれ大坂さん奪還の決意を表明し、大いに盛り上がりました。
救援連絡センター事務局長の山中幸男さんが獄中医療の問題点を指摘し、「星野文昭さんが東日本成人矯正医療センターで虐殺された怒りを忘れることはできない。こんな獄中医療を粉砕しよう」と訴えました。
いよいよデモに出発です。全学連の怒りのコールが全体を先導し、拘置所の門前や収容棟が見える場所では、女性の力強い声が矢のように放たれました。
東拘は鼻ポリープの治療をしろ! 接見禁止を解除しろ! 大坂さん奪還を絶対に勝ち取ろう!(東京労組交流センター・O)

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