関合労3人保釈奪還 デッチあげ起訴に怒り
春闘統一行動をめぐる「建造物侵入罪」弾圧で5月12日に逮捕された、関西合同労働組合阪神支部の許用皓(ホヨンホ)支部長をはじめ3組合員の保釈・奪還を、6月2日についにかちとりました。広島弾圧で不当逮捕された同志の勾留理由開示公判の最中に飛び込んだ保釈決定の一報は、広島弾圧粉砕にとっても勢いとなり、参加者全体が高揚しました。労働者階級がいかなる弾圧にも屈せず明るく団結して闘う姿が国家権力を追いつめて強制した勝利です。
3組合員の完全黙秘・非転向の闘い、接見・弁護体制と一体で連日の街宣・デモが取り組まれました。弾圧粉砕闘争は多くの労働者の心をつかみ、共謀罪そのものとも言える弾圧への怒りが日々広がりました。階級的団結の強まりが国家権力・神戸地裁・神戸地検を追いつめていったのです。
神戸地裁は、足腰が悪く持病がある許支部長の医療面会要求すら却下し続け、分断と孤立化のもとで身体的苦痛を強制してきました。5月29日の勾留理由開示公判でも、当日になって自らの決定を覆して分離公判を指揮し、さらにベスト風の拘束具と手錠でがんじがらめにして出廷させるなど屈辱と恐怖を与えようと襲いかかってきました。
しかし、3組合員を先頭とした反撃で起訴後即座の保釈をかちとりました。
今回の関合労弾圧は、3月31日に結成した私たち近畿救援会(関西合同労組は参加構成団体)が初めて経験した弾圧であり、弁護士とも団結し闘い抜きました。あらゆる場面で完黙・非転向を貫き、労働者階級の団結の拡大で総括し弾圧を粉砕していく闘いなど、悪戦苦闘しながら闘いました。
神戸地裁は、許しがたいことに3組合員の接触禁止を保釈条件とし、さらなる分断攻撃に打って出てきました。この攻撃を粉砕し、3組合員の無罪をかちとるぞ。
(近畿救援会・本山圭一)
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