加計学園事件は権力犯罪だ ただちに安倍を拘束しろ!
加計学園事件は森友学園事件の比ではない額の巨大疑獄であり安倍の国家犯罪である。一連の事態は政権そのものが吹っ飛びかねない危機であり、安倍は労働者の決起に死ぬほど恐怖している。森友と同様、安倍が進めてきた教育の反動支配と教育の民営化、規制緩和と国家戦略特区の腐りきった正体! それが加計学園事件が示すものである。
加計学園グループの岡山理科大・獣医学部新設に安倍が強く介入したことは、8枚の文部科学省の文書で明らかになった。文書の「総理のご意向」「官邸の最高レベル」が指しているのは安倍だ。隠しようもない権力犯罪だ。だからこそ菅官房長官は「怪文書」と開き直り、松野文科相も隠蔽に躍起になっている。官僚どもも全部これに加担してきている。安倍政権は根っこから腐りきっている。
●安倍人脈が特区と規制緩和で利権
加計学園の理事長である加計孝太郎は、安倍が「どんなときでも心の奥でつながっている」「腹心の友」「俺のビッグスポンサー」と呼ぶ間柄で40年来のつき合いだ。「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」賛同者に名を連ねる極右である。
「国のために命を投げ出せ」「愛国心を持て」などと叫んで戦争政策と教育の反動支配を進めてきた日本会議を軸とする安倍人脈は、1%の資本家の利益のために国家丸ごとを食い物にして、教育を隠れみのに巨額利権を得てきたのである。
その一方で、それが地方自治体を破綻の危機に陥れてきた。安倍こそ地方を食い物にしている張本人だ。
すでに加計学園が運営する千葉科学大学(銚子市)は、大学をつくるときに経済効果を大きく見積もり、市の予算の3分の1を補助金として出させ、その結果、銚子市立病院を破綻させた。いまや市そのものが「第2の夕張」といわれるように経営破綻寸前である。これほどの不正があるだろうか!
岡山理科大の獣医学部新設をめぐっては、安倍が介入して十分な調査もさせず国家戦略特区の枠に入れ、強引に話を進めた。愛媛県今治市に16・8㌶、37億円相当の市有地を加計学園に無償譲渡させ、総事業費192億円のうち96億円を県と市に負担させた。安倍は首相の権力を乱用して政治を私物化し、地方を食い物にしてきたのだ。国家戦略特区・規制緩和は「岩盤を壊すドリル」(安倍)だと! 安倍とその友人が利権をもっと得るための政治の私物化、税金強奪だ。
●ゼネストで戦争と民営化粉砕しよう
これが国家の正体だ。今こそこんな国家を燃やしつくし打倒しつくさなければならない! 安倍を今すぐ拘束しろ!
加計学園問題は、韓国のチェスンシルゲートとそっくりだ。韓国ではゼネストと民衆総決起でパククネを弾劾・打倒し、拘束した。安倍はそれを見ているからこそ、団結そのものを処罰する共謀罪攻撃と戦争・改憲で、危機を突破しようとしている。野党はアリバイ的に反対のポーズをとるだけであり、安倍に屈服し加担している。
現在、学生の2人に1人は奨学金を借りながら大学に通い、卒業後には数百万円の借金を背負わされる。青年の2人に1人が非正規職で賃金も生活ぎりぎりまで下げられている。安倍は残業を過労死ラインを超える月100時間まで合法化しようとしている。
安倍とその一味が国家を牛耳り、食い物にしている。これこそが、労働者の未来が奪われ生きることすら困難にさせられている本当の原因だ。
戦争と民営化と闘う新たな国鉄闘争を6・11国鉄集会から開始しよう。北島くにひこ候補を押し立てた6〜7月都議選決戦で、新しい労働者の党を登場させよう。労働者の団結、ゼネストで安倍を打倒しよう。
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