スキル労働委勝利へ 大阪で郵政労働者決起集会 現場労働者の団結を固める
10月15日、大阪市内で郵政労働者決起集会が開かれ、集配や渉外、事務の労働者など郵政の労働者を中心に、自治体、教労の仲間も参加しました。
スキル大阪府労働委員会闘争の申立人である村山晃さん(吹田郵便局)が基調報告を行い、「戦争と改憲攻撃との大激突となった衆院選で斎藤いくま全学連委員長の勝利を絶対にかちとろう。11月労働者集会に郵政労働者は総決起しよう」と訴えました。
同じく申立人の平沼和典さん(富田林郵便局)が命令を待つ段階に入った労働委員会闘争について報告。戦争と改憲、労働法制解体との激突である2017〜18年決戦の武器として労働委員会闘争を開始し、民営化、スキル評価制度、郵政無期転換制度がすべてJP労組中央を使った郵政資本の労働組合破壊、団結破壊の不当労働行為であることを暴き切ったことの決定的意義を明らかにしました。さらに郵貯渉外職場でのパワハラを不当労働行為であると指摘しました。
関西合同労組から山口幸一書記長がこの取り組みの中で正規・非正規の団結を固めた点を強調し、労働委員会への署名の取り組みを郵政職場で開始しようと呼びかけました。大阪、京都、奈良、愛媛から駆けつけた郵政労働者はそれぞれ、ノルマの押し付け、要員不足による強労働、事故やミスの発生を自己責任にされることへの怒りを表明しました。愛媛からはスキル労働委員会闘争の準備が進んでいることも報告。堺の郵貯渉外の労働者は、近畿支社によるノルマ強要とパワハラを許せず、自分の職場をはじめいくつかの職場の朝ビラに悩みぬいた上で勇気をもって取り組んだことを報告しました。
元全逓労働者の相川文男さんがまとめを行い、「郵便の仕事はもうけるためではなかった。職場に団結もあった。民営化で労働の中身が変わった。闘って団結を取り戻そう」と訴えました。集会は、郵政労働者の団結を固める場となりました。(関西労組交流センター・東谷純利)
〔写真〕関西各地、愛媛の郵政労働者が活発に討論(10月15日 大阪市)
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