動労水戸の池田執行委員を招き、名古屋で10・3東海国鉄集会
10月3日、名古屋市熱田生涯学習センターで動労水戸の池田学(さとる)執行委員を招いて東海国鉄集会を開催しました。
最初に動労水戸の闘いを紹介するビデオを上映しました。参加者は「これが被曝労働拒否をストライキで闘う動労水戸だ」と驚きをもって観賞しました。
9月28日に出向延長発令弾劾のストライキを闘った動労水戸の池田執行委員が1時間余り、講演しました。
池田執行委員の講演は、1980年に国鉄に入社し電気機関助士から電車運転士になり、動労カクマルとの「労労対決」を闘う中で、水戸・勝田・大子(だいご)の青年部を取りに行った自己史を語るところから始まりました。そのころに国鉄分割・民営化攻撃が始まり、動労千葉に続けと1986年11月19日に動労水戸を結成したことを誇らしく話しました。
その後、人材活用センターから売店に23年間塩漬けにされてきたことと対決し、最高裁での運転士登用差別裁判の完全勝利、2011年3月11日の東日本大震災と福島原発事故による汚染車両K544の交番検査を実力で阻止する被曝労働拒否のストライキに話は及びました。
この過程で平成採の照沼君が動労水戸に結集したことの決定的な意義、平事務所開設による除染労働者や原発労働者との交流、常磐線全線開通と楢葉町への帰還強制攻撃との闘いが避難住民の圧倒的な支持を得ていること、今年7~9月の“安保法案粉砕!安倍打倒!”の闘いを自らも闘い抜いたこと、動労総連合建設の闘いが神奈川・新潟・福島で感動的にかちとられていること、動労水戸支援共闘結成の意義と賛同の訴えなど、写真映像を使っての講演に、会場からは大きな拍手が送られました。
「被曝労働拒否の闘いはすばらしい。動労水戸が音頭を取って統一戦線を」「照沼君の加入以降、次々と若い人が入り活性化したのでは?」など、活発な質疑討論が行われ、動労水戸の闘いに期待するとともに動労水戸の闘いに学んでいくことを確認しました。
動労千葉を支援する会・東海が、「動労千葉6・30最高裁上告棄却決定を弾劾すると同時に、最高裁をして不当労働行為を認めさせた意義を確認し、JR東海会長・葛西敬之のひざ元の東海地域でこそ動労総連合をつくろう!」と提起しました。
最後に東海合同労組の坂野委員長が11・1集会への呼びかけとして「中国ショックと言われる世界同時株安に直撃された安倍政権が安保戦争法案を強行可決したが、8月30日の国会前12万人、全国100万人の決起を頂点に、シールズの制動を粉砕して労働者の実力闘争が全学連と労組交流センターの仲間の闘いと一体で切り開かれました。闘いはこれから職場での労働組合をめぐる闘いに入ります。今日の集会の成功から11・1全国労働者総決起集会へ!日比谷野音で再会しましょう!」と熱く呼びかけ、11・1総決起を全体で確認しました。
全国の闘う仲間の皆さん! パククネ打倒をゼネストで闘う韓国民主労総と連帯して11・1日比谷野音へ総決起し、訪韓闘争を闘いましょう!
(東海合同労組執行委員長・坂野康男)
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