沖縄 県民集会 米軍に怒り渦巻く 『前進』に注目集まる
昨年の名護市安部(あぶ)海岸へのオスプレイ墜落からちょうど1年目の12月13日に、普天間飛行場所属のCH53ヘリから重さ約8㌔の窓枠が普天間第二小学校の校庭に落下するという衝撃的な事故が起こった。窓枠が落ちた所から一番近くにいた児童までわずか10㍍、子どもたちが校庭を駆け回る休み時間開始まで10分という時だった。
その日以来、校庭から子どもたちの姿は消えた。6日前にはこの学校から1㌔の所にある保育園の屋根に、同じ機種の部品が落下しているのが発見された。
米日帝による朝鮮侵略戦争の切迫情勢下で、沖縄はさながら戦場の状況にたたき込まれ、沖縄県民の生活と命が脅かされ、奪われている。この現実への我慢ならない怒りが全島を覆い尽くしている。
そのような中、12月15日、名護市で「欠陥機オスプレイ墜落から1年!抗議集会」(主催/辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)が開かれ、主催者発表で3千人が結集した。
沖縄県党の同志は、「辺野古阻止・非正規職撤廃を」の大見出しが躍る『前進』12月14日付2㌻号を全力で配布し、1500部が参加者の手に渡った。会場内では集会が始まってからも紙面に目を通す参加者が、そこかしこに見られた。また集会終了時には星野文昭さん奪還の全証拠開示署名とカンパ要請を全力で行った。多くの集会参加者が署名とカンパに応じてくれた。
今回の県民集会の特徴は昨年のオスプレイ墜落時以上の怒りが渦巻く中で、しかし昨年12月22日の県民集会よりも参加者が少ないという、〈オール沖縄〉と翁長県政の求心力低下だ。沖縄の労働者階級は〈オール沖縄〉を乗り越えた闘いと方針を模索している。
この大流動情勢に飛び込んで、国際連帯とゼネストを訴える『前進』をあらゆる職場に持ち込む闘いに、沖縄県党は決起している。『前進』を武器に、2018年の沖縄と全国の闘いの勝利を切り開こう!
〔写真〕(上)抗議集会をともに闘い星野さん奪還を沖縄県民に訴え
(下)『前進』1500部を配布。熱心に読む集会参加者
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