退職手当の削減に反対 特区連、東京清掃が決起集会
2月1日、東京都中野区のなかのZERO大ホールで、退職手当の引き下げに反対して特区連(特別区職員労働組合連合会)と東京清掃労組の合同の総決起集会が開かれた。
集まったのは東京23区職員と東京清掃の組合員1043人。東京清掃の組合員は全員が「団結」と書かれた鉢巻きを締め、23区職の組合員も全員がゼッケンをつけている。壇上には、特区連と東京清掃の旗が並んだ。退職手当の引き下げに反対した2013年以来の統一闘争だ。会場には怒りと緊張感が漂っていた。
問題となっている退職手当削減の提案は以下のとおりだ。定年・退職手当の勤続年数による最高支給月数を、現行の49・55カ月から47・70カ月に削減する。さらに、調整額は在職1年度当たりのポイントを係長(管理職)以上には引き上げる一方、主任・技能主任など(一般職員)は引き下げる。この結果、行政職の一般職員では平均で3・24%減、約75万円の引き下げとなるが、職層別の影響額で見れば総括係長の約67万円減に対して主任・主事は81万円減となり、役職段階が低いほど削減額が大きい極めて不当な提案である。東京清掃はストを構えている。
この集会に先立ち、労組交流センターと自治体労働者の仲間は会場前に登場し、雪の中、「特区連は退職金削減絶対反対で闘おう」「ストで闘おう」と訴える「全国自治体労働者通信」500セットをまき切り、「被曝労働拒否・常磐線延伸反対署名」は53筆も集まった。
23区のブロック集会を成功させストライキで退職金削減を断固粉砕しよう!
(小松由和)
この記事へのコメントはありません。