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8・15労働者市民のつどい―—改憲・戦争と対決し“資本主義の次、革命へ”

集会の基調を提起する森川文人弁護士

初参加者も多く、歌とコント、「革命」の訴えに会場が沸く(8月15日 東京・赤羽会館)

「8・15労働者市民のつどい」が、今年は「たおせ!資本主義 踏み出そう次へ!」をメインタイトルとして開催された。長雨が続く悪天候にもかかわらず、100人近くの当日飛び入り参加があり、入り口にたむろする公安刑事も圧倒されていた。
オープニングを飾ったカンカラ三線演歌師・岡大介さんは、演歌は「演説歌」であり、それは時の権力に対する厳しい風刺をもつものとして実演した。
主催者あいさつに立った葉山岳夫弁護士が、五輪強行―コロナ感染爆発という新自由主義の崩壊情勢が加速する中で激化する改憲・戦争との対決を訴えた。
コロナ禍でオンラインとなった斎藤幸平さんの講演は、「気候変動の時代における9条(戦争放棄)と25条(生存権)」というテーマで、気候変動、戦争、コロナ禍で進む貧困・格差、青年・学生が置かれている状況―9条、25条の「空洞化」を新自由主義、資本主義の問題として提起した。そしてすでに若者たちが世界的に現実の変革に立ち上がっていることに希望があり、国家間競争と利益優先、搾取と抑圧のシステムでしかない資本主義からの決別へ、より幅広い連帯運動を訴えた。
森川文人弁護士から、集会の基調として実行委員会アピールが発せられた。森川弁護士はコロナ感染爆発、五輪強行と改憲、中国への侵略戦争の策動がすべて一つであることを暴き、「私たちには力がある。資本主義の次、そろそろ革命の話を。『私たちの政府』は私たちの政府ではない。小手先の改良ではどうにもならない。根本的に変えないとどうにもならないというのが『革命』。資本主義の次へ踏み出そう!」と呼びかけた。「革命」のストレートな訴えが大衆的説得力をもって伝わった。
「戦争をやろうとしている者と労働者を殺している者は同じだ! 彼らと闘おう」と青年労働者が力強いカンパアピール。
後半は松元ヒロさんのコントで始まった。「『自分の身は自分で守る』だって!? 俺たちはやってきたよ! 何もやってないのは政府と東京都じゃないか!」「五輪には3兆円、GoToには2兆7千億円、ワクチンにはたった3千億円」「菅が総理をやっていることが緊急事態だよ!」と爆笑の渦を巻き起こすヒロさんは「革命的扇動」の手本だ。
闘う現場からの発言のトップで動労千葉の関道利委員長が11月労働者集会への総結集を訴えた。関生支援の訴え、改憲・戦争阻止!大行進神奈川に続いてコロナ感染爆発で矛盾と犠牲が集中する保健所で奮闘する女性自治体労働者が登壇。その訴えは「戦場からの報告」そのものだ。人員不足、無制限の残業、闘わない労組指導部……。新自由主義を終わらせる労働運動の再生が待ったなしだ。医療福祉、保健所の労働者をなんとしても守り抜き、共に闘う決意を固めた。
星野国賠運動、ウィシュマさん虐殺を弾劾した牛久入管収容所問題を考える会の田中喜美子さん、五輪粉砕の実力闘争を闘った法政大・武田雄飛丸さんと続く発言を聞き、あらゆる人々の共感を獲得できるとの確信を深めた。秋の反戦政治闘争の高揚をかちとろう!(8・15集会実行委員会 北島邦彦

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