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東北石けん労働組合、大行動打ち抜く!

 5月7日、東北石けん労働組合は、地方労働委員会闘争と新工場・愛島(めでしま)台現地闘争を全一日行動として打ち抜き、解雇撤回まで闘い抜く新たな闘争宣言を発した。午前10時からの地方労働委員会第2回調査には、当該をはじめとして30人の仲間が結集し、解雇撤回の怒りが審問室を埋め尽くした。その後、新工場への門前闘争に断固決起し(写真)、資本を追いつめる闘いをやりぬいた。


 東北石けん労働組合は、地労委に対して、新工場オーナー、畑惣商店・畑文雄を被申立人として追加することを求める申し立てを突きつけた。畑文雄こそ、東北石けん佐藤工場・佐藤吉範と共に、全員解雇、新工場からの組合排除の張本人だ。「書面で提出しているので発言の必要はない」という公益委員渡辺の制止を打ち破って、当事者として畑を追加することを求め、洞口委員長が堂々と発言した。当該、補佐人が次々と労働組合を排除して新工場が操業している事実への怒りを叩きつける。畑の当事者性は誰の目にも明らかだ。商標登録、旧工場の機械設備等をすべて買い取って、佐藤吉範が技術指導として毎日通い、組合脱退者2名が就労している。労働組合の雇用以外のすべてが継承されているのだ! 何が別会社だ! ふざけるな!
 怒りの追求の中で、地労委は佐藤吉範に対して、守秘義務を口実に隠し続けてきた営業譲渡契約の内容を明らかにするよう求めざるを得なかった。重大な勝利である。佐藤吉範、代理人弁護士前田は顔面蒼白となった。
 地労委調査の終了後、続いて名取市愛島台の新工場に移動して、門前闘争が闘われた。組合を排除して、ぬけぬけと三百人町の旧工場と同じ「釜出し一番石けん」を製造している「畑惣商店名取工場」を眼前にして、当該と全金本山をはじめとする支援の仲間の怒りが爆発。門前を赤旗が埋め尽くして、ごうごうと弾劾のシュプレヒコールが叩きつけられる。たまりかねた資本の110番で警察権力が登場し、門前闘争の圧殺に乗り出してきた。「争議に警察は介入するな!」。当該、支援の怒りはさらに高まった。権力の介入を跳ね返して門前闘争は貫徹された。
 解雇撤回まで、資本が平穏に過ごせるときなど一時もない! 何度でも、またどこにでも登場して、東北石けん労働組合は闘い続ける。従業員たった5名の会社に、国鉄分割・民営化型の組合つぶしがかけられている。東北石けん闘争は新自由主義との闘いの最前線だ。すでに始まっている道州制攻撃と闘い、動労千葉のように闘おう!(東北石けん労組・H)

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