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5・9集会に380人、大阪に続き首都で道州制粉砕の火柱

 5月9日、東京・文京区民センターで「道州制・民営化絶対反対! 5・9全都労働者総決起集会」(主催5・9集会実行委員会)が開かれ、380人の労働者・学生が結集し、3・6大阪に続き、首都・東京での道州制・民営化阻止決戦の闘いの火柱を上げた。現場労働者が集会を牽引、多くの青年労働者の参加が闘いの発展と勝利の展望を実感させた。


 集会の初めに中野区職労の北島一恵さんが基調報告を行った(写真)。実行委員会で討論を重ねて練り上げられたものだ。「大恐慌が戦争を加速している。これを打ち砕くのが労働者の闘いだ」「労働組合をよみがえらせ、道州制・民営化絶対反対で闘おう」と提起、その闘いが猛然と開始されていることを具体的に紹介した上で、「体制内指導部をぶっ飛ばし、国鉄を先頭とする4大産別決戦で勝利しよう」と訴えた。
 次に「改憲・裁判員制度粉砕」のアピールを森川文人弁護士が行い、法政大学解放闘争の報告とアピールを法大生の洞口朋子さんが行った。動労千葉の清水匠執行委員が特別報告に立ち、分割・民営化をストライキで打ち破り、現在、平成採の労働者を獲得して前進している動労千葉の闘いを報告。続いて、杉並区議の北島邦彦さんが杉並区長・山田による北朝鮮拉致被害者キャンペーンへの区職員の強制動員攻撃と闘う決意を述べたのを始め、国鉄、郵政、医療・福祉、民間の各職場から闘いの報告と決意が述べられた。
 道州制攻撃における最大のターゲット、教育労働者と自治体労働者が登壇し、次々と発言した。東京教組の教育労働者は、今年度開始の免許更新制とその研修制度の実態を暴露・批判、法大生の決起への感動を語り、ともに闘うと宣言した。自治体の青年労働者は、まったく闘わない体制内労働組合幹部を鋭く批判、職場の仲間と団結して道州制を阻み、社会を変えたいと語った。東交の青年労働者は反合理化・運転保安闘争の重要性を訴え、都高職組の労働者は、日教組本部打倒の闘いを東京から起こすと宣言した。
 最後にまとめと戦闘宣言を江戸川区職労の佐藤賢一さんが行った。「大恐慌の時代、日本経団連も麻生政権もボロボロだ。労働者が立ち上がるチャンスが来た。労働者が主体の社会をつくろう。道州制による戦争・改憲・民営化・労組解体を叫ぶ麻生政権を打倒し、侵略戦争を阻む勢力として決定的な団結と決起をかちとった」と集会を総括、5―6月の行動方針を提起した。
 世界大恐慌下、連合・全労連をはじめとする体制内労働運動指導部がすべて資本・国家に屈服、道州制・民営化推進の先兵に転落するなかで、階級的労働運動を担う動労千葉派の労働者集団が唯一の道州制・民営化絶対反対勢力として首都において敢然と登場した。現場労働者が集会を準備段階から主体的に組織し牽引(けんいん)したことは決定的だ。とりわけ多くの青年労働者が結集したことの意義は絶大だ。ここから6・14-15に進撃しよう(KG)

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