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東部ユニオン吉崎製作所分会 「会社解散」撤回せよ 社前抗議行動で戦闘宣言

 20160225a-1.JPG 吉崎製作所資本は2014年末に突然、15年6月で会社を解散すると通告してきた。2度のストライキを始めとする不屈の闘いを続けてきた東部ユニオン吉崎製作所分会を一掃することだけを目的とした偽装解散だ。
 会社は全員に「退職届」提出を強要してきたが、分会はこれを拒否し、「解散撤回」を求めて決起した。動労千葉・動労水戸、合同・一般労組全国協やストライキ会議、全国労組交流センターの仲間の応援を得ながら、社前抗議集会や親会社の山下ゴム本社抗議行動を闘ってきた。その結果、会社は昨年3月、会社解散を「延期」した。

 しかし、解散の撤回は拒否し、「15年12月または16年の3月」までの解散を予告した。さらに組合が解散―退職を拒否する中で、12月を過ぎても会社は解散できないところに追い込まれた。にもかかわらず労働者には何の説明もせず、生殺しのように働かせようとしたのだ。
 組合の追及に会社は「品質保証体制完了時期の見通しが立たないので解散時期は未定」と回答した。解散できないなら解散は撤回しろということだ。
 2月11日、組合は身勝手な吉崎資本=山下ゴム資本に対する抗議行動に立ち、戦闘宣言をたたきつけた。それは「会社解散」を撤回させ、労働者が安心して働くための闘いだ。
 会社解散延期の核心は組合が団結を崩さず闘い抜いてきたことにある。会社は「加算金で釣ればみんな辞表を出す。組合がいなくなれば何でもできる」と高をくくっていた。だが、闘う労組がある限り、この攻撃が不当労働行為と断罪されることから逃れられない。
 もうひとつは、「最廉価調達」という強引な海外移転と労働者使い捨てが破綻したことである。吉崎の労働者を解雇して、親会社・山下ゴムからの出向とベトナム移転や別会社化で血の入れ替えを狙ったが、山下ゴムでホンダのラインを止めてしまうトラブルが発生して数億円の違約金を取られ、山下ゴム社長の更迭にまで至ったのだ。どんなに機械化・合理化を強行しても、音だけでプレスの不具合を感知する熟練労働者の「人間力」には勝てないのだ。
 この労働者が団結すれば解散は打ち破れる。組織拡大! 団結強化で吉崎製作所分会は今後も闘い抜く! (東部ユニオン委員長 小泉義秀)

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