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東北春闘集会に100人、労組旗林立させ仙台市内デモ

 

 3月1日、仙台市で東北春闘集会が集会実行委員会の呼びかけで、「09春闘勝利! 大幅賃上げ獲得! 一人の首切りも許さない! 道州制・民営化許すな! 1047名解雇撤回! ストライキで闘おう! 麻生政権を打倒しよう!」という鮮明な主張のもと、100人の結集で開催された。集会後は仙台市内をデモ行進。青年労働者が先頭になったデモ行進は圧倒的な注目だ。「生きさせろ!ゼネスト」「革命やろう」という赤旗がたなびき、労働組合の旗が林立した。

 

 集会は冒頭、2本の基調報告で始まった。仙台市職労の仲間が「資本主義は終わりだ」という鮮明な時代認識のもと、「この時代に労働組合はどう闘うか問われる」と、09春闘を首切り許さず、第2次国鉄決戦、道州制・民営化絶対反対を労働者の団結のみが切り開く春闘としてストライキで闘おう、と提起した。続いて国労秋田闘争団・小玉忠憲さんから、4者4団体路線を粉砕し、動労千葉とともに第2次国鉄決戦を「生きさせろ!」ゼネストとして闘おう、3・20渋谷へ、という報告が圧倒的な迫力で提起された。
 続いて、解雇撤回のアピールとして2労組が登壇。2月28日に全員解雇となった東北石けん労働組合の組合員が全員登壇し、「会社を絶対に許さない。労働者をモノのように扱う会社は犯罪的だ。木っ端みじんに粉砕して闘う。団結すれば勝てる。非和解で闘おう。主人公は労働者だ」と、3波にわたってストライキを打ち抜いた青年労働者が堂々と決意を述べた。青森合同労組の仲間は「会社は生き血を吸って生きている。こんな会社は許さない。倒すか倒されるかの闘いだ。力関係をひっくりかえす闘いを実現する」と決意を述べた。
 東北各地から相次いで発言があった。「規制緩和の中で地方のバス会社は倒産が相次いでいる。今まで我慢してきた。しかしつぶれたらつぶれたなりの闘いができる。ストライキで態度を示す」(南部バス労組)。「外注化の拡大に対して妥結せよ、という本部は許せない。現場と会社のどちらが大事なのか。4者4団体と闘ってストを闘う」(国労郡山工場)。「集配事故多発に当局は尼崎の日勤教育のようなことをやっている。営業で挽回しろなどと、ふざけるな! 当局の事故調査の呼び出しに口聞かず闘った。敵よりも1日長く闘う」「生産性あげようというJP労組指導部を打倒して闘う」(全逓福島・仙台)。「競争入札制度導入で首切りが始まろうとしている。会社は二組を作って排除しようとしている。道州制そのものだ。この時代に革命やろうと真っ正面から闘うことが必要だ。隣の仲間との格闘が続いている。ストで闘いたい」(自治体労働者)。「全国教研集会への機動隊導入に広教組の仲間ととともに闘ってきた。40秒の不起立ストライキで闘う」(教育労働者)。「ロシア2月革命の突破口を開いた国際婦人デーに、街頭で資本主義は終わりだ、労働者が主人公の社会をつくろうと訴えたい」(3・8国際婦人デー実行委)。
 圧巻だったのは全金本山の熊谷春男さんだ。「裁判では負けた。しかし連日門前に押しかけ、闘った。裁判で勝っても戻れない組合がある。本山は現場の闘いで勝った。現場の闘いを大事にしていく限り勝てる。処分されても勝てる。」と34年の闘いを振り返り「資本主義は倒せる!」ときっぱりと言い切った。会場内には感動で涙ぐむ参加者もいた。まとめを全金本山労働組合・長谷副委員長が行い、団結ガンバロウを福島の青年労働者が行った。
 時代認識と路線、ストライキという行動方針を鮮明にさせた東北春闘集会は、団結を基礎に新たな一歩を歩み始めた。闘いは闘いを呼ぶ。その先頭には新たに闘いに加わった青年労働者が立っている。東北の労働者はまた各地に帰って職場で、地域で闘い抜き、そして3・20渋谷でまた団結して闘う。(みやぎ労組交流センター・H)

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