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動労千葉訪韓団が現場訪問 ソウル② 世宗ホテル前で宣伝 解雇撤回で籠城172日

世宗ホテル労組と共に訪韓団がボードを持ち宣伝(10日 ソウル)

動労千葉訪韓団は続けて、明洞(ミョンドン)にある世宗(セジョン)ホテルを訪れた。ホテルの前の歩道には世宗ホテル労働組合の籠城テントが置かれている。同労組はキムサンジュン元委員長の解雇撤回闘争を3年間継続しており、籠城闘争172日目だ。訪韓団は労組の宣伝活動にあわせ、ボードを持ってスタンディングをした。
同ホテルで料理人をしている世宗ホテル労組のコジンス前委員長が経過を報告した。会計不正を行った会長の復帰後、ホテルは12年間で正規職を300人から100人まで削減、賃金を30%もカットし、複数労組をつくることで民主労組を破壊する攻撃を行ってきた。だが同労組は民主労組と労働者の権利を守るために闘いぬき、2012年の38日間のストライキで4人の非正規職労働者の正規職化をかちとり、以後も不屈に闘っていると述べた。

世宗ホテル前の歩道で集会。日韓労働者が国際連帯を誓い合った

また、同労組は旭非正規職支会をはじめ様々な闘争と連帯していると述べ、「成田空港に反対する日本の闘いを見て、戦争に反対する気持ちは私たちと同じだと思った。あきらめず国際連帯で共に闘う」と熱烈な連帯を表明した。最後にインターナショナルを合唱した。
動労千葉の関委員長が、不当配転、解雇、外注化・非正規職化と現場で闘っていると報告し、動労千葉結成40周年記念のTシャツや干し芋などを手渡した。
短い現場訪問だったが、日韓の現場労働者の心は一瞬にして通い合った。訪韓団は日本での労働運動の前進で必ず韓国の同志たちに応えることを胸に誓った。

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