不当労働行為の根絶求め動労水戸がスト

●「最高裁判決を完全履行せよ」新たな裁判を提訴            
　動労水戸は国鉄分割・民営化攻撃との25年にわたる攻防の決着をかけた新たな闘いに決起した。9月16日、運転士不登用事件をめぐる０８年12月の最高裁勝利判決の完全履行を求めて新たな裁判を提訴した。裁判は、運転士不登用にともなう乗務手当未払い項目の支払い、利子の支払い、慰謝料の支払いを求めるとともに、動労水戸であるが故の不当な昇進差別・賃金差別によって生じた未払い賃金の支払いを求めるものだ。　
写真：始業からストライキに突入した組合員を先頭に、水戸運輸区前で抗議の声をあげる動労水戸組合員（９月16日　水戸市 ）    

　動労水戸の組合員はこの日の早朝から、組合要求の貫徹と一切の不当労働行為の根絶を求めて原告の組合員を先頭にして地上勤務者17人が指名ストに入った。早朝から勝田車両センター前、水戸運輸区前での抗議行動を連続的に闘い、あくまで不当労働行為を繰り返すＪＲ当局を徹底弾劾するとともに、職場の仲間に「動労水戸に結集し、ともに闘おう」と熱烈に呼びかけた。その後、全員で水戸地裁に赴いて訴状を提出、県庁記者クラブでの記者会見を行った。
写真：勝田車両センター前で抗議の声をあげる動労水戸組合員（９月16日　水戸市 ）