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全学連国賠 〝証拠映像を提出せよ〟 警視庁公安の暴行を追及

 3月22日、東京地裁民事第31部(小野寺真也裁判長)で、一昨年9月の全学連大会での公安警察による学生襲撃に対する国家賠償請求訴訟・第5回口頭弁論が行われました。
 去る2月23日、全学連弁護団と東京地裁が、証拠保全手続きを行うために霞が関の警視庁に入りました。それは、公安警察が襲撃現場を撮影したビデオ映像と写真の存在を認めながら、証拠として法廷に提出することを拒否しているからです。しかし、警視庁は保全手続きを拒んで証拠隠しを居直りました。その様子はマスコミで広く報道され、これまで以上の注目で口頭弁論は行われました。
 原告側からは、被告が暴行行為を否認する準備書面を提出していることに対し、それに具体的映像証拠で反論する「第3準備書面」を提出し、あらためて被告の保有する映像データ提出を求めました。

 続いて原告の一人の吉田耕君が意見陳述に立ち、安倍政権による森友問題での文書改ざん、裁量労働制でのデータ隠ぺいなどを弾劾しつつ、「証拠映像をただちに提出しろ」「社会的に包囲され追い詰められているのは公安警察だ」「学生への襲撃と証拠隠しの居直りこそ安倍政権と腐敗した権力者の姿です」と力強く訴え、傍聴席から大きな拍手を浴びました。
 次回の口頭弁論は5月31日(木)午後3時半開廷です。裁判の傍聴にぜひ集まってください!
今こそ星野奪還へ
 1970年安保・沖縄闘争をデモ隊のリーダーとして闘った私たちの先輩である星野文昭同志(高崎経済大学)は、国家権力による政治弾圧として「殺人罪」でっち上げで無期懲役、無実なのに徳島刑務所にいます。「誰もが人間的に生きる社会をつくろう」と訴えて43年の獄中闘争を不屈に闘い続けています。
 いよいよ今年、星野さんを奪還する決定的重大局面を迎えました。権力の犯罪を暴き、星野さんを絶対に取り戻しましょう。(全学連救援対策部・洞口朋子)

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