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5年雇い止め撤回へ 仙台「村岡さんの闘いは希望だ」

20181213b-1.jpg 12月8日の「村岡さんへの『5年雇い止め』を撤回させよう 12・8みやぎ集会」には、仙台市職労の組合員をはじめ、60人の仲間が集まりました。
 主催者を代表して「村岡さんへの『5年雇い止め』撤回を求める裁判を支援する会」のよびかけ人である仙台市社会福祉協議会職員労組の三浦早苗さんが闘いの経過報告を行いました。その要約を報告します。
 「3月末の雇い止めを阻止するために『私たちはゴミじゃない!』と訴え、必死に闘ってきました。しかし、29人が雇い止めされたとき本当に悩みました。この先どうすれば良いんだろう? 組合の委員長、書記長を雇い止めにされて、経験の浅い自分たちに組合を続けることはできるのか?――不安な気持ちでいっぱいでした。でも、このまま終わりたくない。闘いを無駄にしたくない。そう思い悩んでいたとき、村岡靖昭さんは『闘いは雇い止めで終わりじゃない。雇い止めを撤回させる道がある』と裁判を決断してくれたんです。雇い止めとなった村岡さんは、私たち以上に悩んだと思います。私は村岡さんの決意を聞き、ここに希望があると確信しました。

 自分が雇い止めに直面するまで労働組合は関係ないと思っていましたが、私の悩みを聞き、不安な気持ちに寄り添い、団体交渉で雇い止めを阻止してくれたのが社協労組の仲間でした。いま振り返っても心が熱くなります。仲間が一番苦しみ、闘いたいという意思をもっているときに寄り添い、共に闘うのが労働組合だと確信しました。村岡さんの決意を聞いて私たちは共に闘うことを決断し、社協労組の大会を開き、村岡さんを委員長とする新執行部を決めました。
 市職労本部は私たちの決断と闘いに反対していますが、多くの市職労組合員、地域の仲間や全国の仲間の支援をうけて、仙台市社会福祉協議会当局と堂々と渡り合っています。本当に感謝します。村岡さんの裁判は、支援やお金がなくて声を上げることもできずに雇い止めとされた450万有期雇用労働者の希望です。みんなと一緒に裁判に勝ちたいと思います。会員を拡大し、署名を集め、政府を突き動かしていくような力になりましょう!」
 3月雇い止めから8カ月、仙台地裁への提訴と支援する会の発足から半年。経過報告と村岡さんの決意表明、参加者からの発言をうけ、会が切り開いてきた地平を自信を持って確認するとともに、会員を拡大し、雇い止め撤回の勝利判決を勝ち取る決意と団結を打ち固めました。
 2月の第5回公判に提出する署名を1月末まで継続します。今後とも、ご支援よろしくお願いします。
村岡さんへの「5年雇い止め」撤回を求める裁判を支援する会・事務局
写真仙台市職労組合員をはじめ団結を固めた(12月8日 仙台市)

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