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韓国検察がAGCを起訴 旭非正規職支会が本社行動へ

韓国検察によるAGC(旭硝子)起訴を受け、旭非正規職支会支援共闘会議は本社抗議行動に立った(2月22日 東京・丸の内)

2月15日、韓国・検察がAGC(旧・旭硝子)ファインテクノ韓国を不法派遣で起訴した。
「AGC起訴!」の報を受け旭非正規職支会支援共闘会議は2月22日、AGC本社を見据える東京駅丸の内北口に「韓国・検察が不法派遣で旭硝子を起訴!」の横断幕を広げ、街頭宣伝を行った。「元請けであるAGCファインテクノ韓国社長が起訴された!」「不法派遣=偽装派遣の責任はAGC本社にある。島村琢哉社長は、旭非正規職支会と誠実に交渉しろ!」「解雇した178人を直ちに職場に戻せ!」――怒りのアピールに退勤途中の労働者が注目し、ビラを受け取っていく。派遣企業で働く青年労働者が「うちのブラックも何とかなりませんか?」と声をかけてきた。「労働組合に入って闘おう」と話が始まった。
 ガラス業界世界トップの旭硝子(ガラス)の韓国法人・AGCファインテクノ韓国株式会社は、その社内下請け会社GTSで働く非正規職労働者が2015年5月に労働組合を結成すると1カ月後、突如GTSとの請負契約を解除し、会社丸ごと178人を集団解雇した。以来、旭非正規職支会は解雇撤回・原職復帰、非正規職撤廃を掲げて闘い続けてきた。
旭非正規職支会のチャホノ支会長は、「不法派遣という明白な犯罪に対し、検察起訴までに4年という長い歳月がかかった。思うような成果のない年月、よく闘ってきた同志たちが誇らしい」と語った。韓国では製造業における派遣は禁止されている。さらに「労働者が生存をかけて苦労しても、罰金数百万ウオン(数十万円)という軽い処罰がでるのではないかと心配される。ボールを譲り受けた裁判所が、きちんとした判決を下し、不法派遣の根を絶つことを望む」と語った。
チャホノ支会長は、AGCに対し「法による判決を待つのではなく、不法派遣を認め、直ちに解雇者を復職させなければならない」と怒りを込めて要求し、「日本遠征闘争を準備中だ。旭硝子から借りは必ず返す」と意気込みを語った。日本でAGC本社を攻める闘いが決定的に重要になっている。
旭支会は「非正規職100人代表団」の中軸を担い、非正規職の青年労働者キムヨンギュンさんが痛ましい労災事故で亡くなるや遺族と共に闘いの先頭に立った。非正規職撤廃の闘いは、「非正規職もうやめろ!1100万非正規職共同闘争」へと発展し、ムンジェイン政権との非和解的攻防となっている。
改憲・戦争攻撃の安倍政権を追い詰める闘い、旭支会との共同闘争としてAGCに迫り、解雇撤回・非正規職撤廃を勝ち取ろう!

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