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緊急事態を弾劾し緊急街宣

「休業賃金補償しろ」「コロナ解雇許さない」合同・一般労働組合全国協議会の小泉義秀事務局長を先頭に、安倍の緊急事態宣言を弾劾した(4月7日)

安倍が緊急事態宣言を出す記者会見を開いた4月7日、それを迎え撃って、JR新宿駅南口で午後6時から東京労組交流センターの仲間を先頭に1時間の街頭宣伝を行った。仕事を終えた労働者をはじめ約50人が集まった。
普段と比べれば通行人は少ないが、街宣を始めてしばらくすると退勤の労働者たちが通り、街宣隊に注目した。
ビラには「補償なき『緊急事態宣言』反対!」「賃金・生活を今すぐ補償しろ」と大きく書かれていて、労働相談を受け付ける連絡先も記載されている。このビラが約700枚受け取られていった。ある街宣隊の参加者は「1回通り過ぎたが戻って受け取っていった人が10人くらいいた」と反応の良さを語った。
マイクを使って、合同・一般労組全国協の小泉義秀事務局長が「安倍が緊急事態宣言を出したことで、企業が労働者に払う休業補償をゼロにすることが合法化されようとしています。絶対に許せない! 安倍の補償は企業を救うだけで、労働者は死を強制される。労働組合の力で100%の休業補償をかちとり、コロナ解雇を許さない闘いにうって出ます」と訴えた。
続いて、前全学連委員長の斎藤郁真さんが「安倍は自粛だとか外に出るなと言うけれど、家に閉じこもっている間に僕らの生活はどんどん追い詰められていく。僕らが必要なものは、行動してかちとるしかない。団結して闘っていこう!」と呼びかけた。

700枚のビラが受け取られ、街宣中いたるところで労働相談が相次いだ

通行する労働者・学生と街宣隊との間で討論がいたるところで始まり、街宣中、常に2~3組の討論の輪が続いた。以下、その一部を紹介する。
▼4月1日から派遣に行き始めたが、5日間でやめてくれと言われた。1カ月は休業補償はするからと言われた。リーマンショックの時も派遣切りされた。(40代、男性)
▼今日が就職の試験・面接だったがコロナで中止になった。生活のための飲食店でのアルバイトも仲間と一緒に切られた。(青年)
▼旅行代理店で1年前から正社員で働いてきたが、会社から「仕事がなくなったから辞めてくれ」と退職勧奨にサインさせられた。「1カ月だけは給料を出すから」と言われ、職場の3分の2の人が同じように辞めさせられる。来週までは仕事に行くが、経験を活かしたいが他に雇ってもらえるあてはない。労働組合に入って会社と闘うしかないんですね。勝ち目はありますか。泣き寝入りはしたくない。(20代、女性)
▼高島屋に勤めている。他の百貨店は休みなのに、高島屋は出勤して来いと言われていると、怒り。
▼建設現場で働いているが、今後働き続けられるか不安。労働組合をつくるつもりでいる。相談したい。(青年2人組)
▼病院の清掃をやっている。感染の危機を感じながら働いている。
町中に怒りと不安があふれている。彼らとつながり、生きるために労働組合で団結して闘おう。

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