関西生コン支部への弾圧許すな 全国アクション
2月18日、労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会が呼びかける「2・18全国アクション」が開催され、2018年以来の全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への弾圧に抗議する集会、デモ、街頭宣伝などが全国7カ所(東京、大阪、札幌、名古屋、広島、徳島、福岡)で一斉に取り組まれた。
大阪―湯川委員長先頭に310人がデモ
大阪市豊崎西公園での集会には310人が集まった。関生支部の湯川裕司委員長は「『強い者に弱く、弱い者に強い』のが今の政治家・資本家だ。社会を変えたくない者が権力を握り続け、力の強い者が万事を決め労働者民衆に強制するあり方がまかり通っている。この行き着く先こそ戦争だ」と喝破し、3月2日の大津地裁での判決を前に「われわれはどんな弾圧を受けても決して後退することなく闘い続ける」と不屈の闘志を示した。
3月6日に判決が出される和歌山事件控訴審を闘う執行委員は、「どんな判決が出ようが、自分たちの正義を確信し運動を継続する」とアピール。大阪広域協組による職場破壊攻撃との闘いを継続しているティーワイケイ高槻生コン分会の組合員は、「工場破壊の責任を取らせ、原状回復・職場復帰と操業再開まで闘い抜く」と決意を語った。
集会後は梅田の繁華街に向かってサウンドデモ。「闘う労働運動は弾圧に負けないぞ!」「労働組合に入って闘おう!」と熱烈にアピールした。
東京―杉並で街頭宣伝とデモを闘う
東京・杉並では、街頭宣伝とリレーアピール、デモが行われた。
JR阿佐ケ谷駅前でのリレーアピールでは、はじめに関生支援東京の会の山口弘宣代表(JAM日本機械工業労組委員長)が「今こそ関生支部のように闘う労組が必要だ」と力を込めて訴えた。
関西から駆け付けた関生支部の武谷新吾書記次長が「三里塚・市東孝雄さんの農地に対する『闇討ち』ともいうべき強制収用を厳しく糾弾します」と述べ、「関生支部は労組つぶしの弾圧を許さず、戦争に向かう岸田政権と対決して闘う」と決意を語った。
関生支援東京の会の金元重さんは、「関生支部への弾圧は憲法と労働基本法で保障されている正当な組合活動の権利を踏みにじったもの。絶対に許してはならない」と力を込めた。
東京西部ユニオンをはじめ多くの仲間が「今こそ関生支部のように闘う労働組合が必要だ」と訴えた。最後に関生支援東京の会の吉本伸幸事務局長が「これからも関生支部と共に闘おう」と訴えた。
その後は多くの人でにぎわう中杉通りをデモ行進。区役所で働く労働者にもデモコールを届けた。
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