葉山弁護士の遺志つぎ闘う 救援連絡センターが定期総会
4月1日、東京・文京区で救援連絡センター第19回定期総会が開催され、120人が結集しました。
冒頭、救援連絡センター代表弁護士を務めてきた葉山岳夫弁護士、運営委員であった長谷川英憲さん、朝田しげるさんの死を悼み黙とうを捧げました。
開会のあいさつを行った代表の足立昌勝さんは、「救援」新年号の葉山弁護士の言葉「2023年は、中国侵略戦争絶対反対、市東さんの命である農地に対する強制執行実力阻止、一切の不当弾圧に対しては、完全黙秘、非転向で全員が闘いましょう」を読み上げ、葉山弁護士の遺志を継ごうと訴えました。続いて山中幸男事務局長が22年度の活動報告と23年度の活動方針報告を行いました。
第2部では元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんが講演しました。小出さんは3・11福島原発事故を弾劾し、ウクライナ戦争を口実に電力危機をあおって原子力を復権させようとしている岸田政権を痛烈に批判。「原発即時全廃、戦争一切禁止」とまとめ、大きな拍手が送られました。
第3部は闘う現場からの発言です。最初に三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんが、2月15日の夜に強行されたNAA・千葉県警機動隊による市東孝雄さんの農地への強制執行攻撃と一歩も引かずに闘い勝ち抜いたことを報告。この攻防で不当逮捕され完全黙秘・非転向で闘い奪還された全学連書記長の長江光斗さんも発言しました(要旨別掲)。
さらに、大坂正明さん救援会の杉浦文俊さんが、6年にわたり接見禁止のまま勾留されている大坂さんのの不屈の闘いと裁判闘争の激闘を報告し、絶対に勝利して大坂さんを奪還しようと訴えました。星野暁子さんは、獄中44年の星野文昭さんの遺志を継いで反戦闘争・沖縄闘争を大きくつくり出し、星野国賠に勝利しようと訴えました。十亀弘史さんは横浜刑務所で闘う須賀武敏さんに対する当局の医療放棄を弾劾し、「自国の戦争準備と参戦を阻止しないで獄中だけをよくすることはできない。戦争絶対反対を基底に据えよう」とアピールしました。完黙・非転向の救援連絡センターを発展させ、あらゆる弾圧に勝利しよう。(S)
完黙・非転向は最強の武器
全学連書記長 長江光斗さん
2月15〜16日の三里塚強制執行阻止闘争を闘って不当逮捕されていた全学連の長江です。初めに、先日逝去された葉山岳夫弁護士に全学連を代表して哀悼の意を表明します。
三里塚の強制執行で私はやぐらに籠城(ろうじょう)して徹底抗戦で闘い抜きましたが、公務執行妨害で千葉県警に不当逮捕されました。この強制執行は、戦争のために農民の命である農地を奪い取るという不当極まりない攻撃でした。
今回の弾圧で、警察をはじめ国家権力とは徹底的に非和解であることを改めて理解しました。完全黙秘・非転向の闘いは、決して難しいものではありません。反戦闘争が非合法化されていく戦時下において、すべての闘う人民が仲間と自らの身を守るための基本方針とすべき最強の武器です。
今、全世界の労働者が反戦の闘いに立ち上がっています。G7広島サミットで岸田は被爆地・広島から核武装を狙っています。G7サミット粉砕の闘いに、私たちは全力で上り詰めていきます。また、原水爆禁止運動の発祥の地である杉並から戦争絶対反対で闘うほらぐちともこ区議の再選勝利をかちとります。
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