全力で3週間の組織戦へ 11・19賛同人会議 会場満杯の結集へ奮起を
11・19全国労働者総決起集会/改憲・戦争阻止!1万人大行進に向けた第4回賛同人・賛同団体会議が10月28日、東京都内で開かれた。集会が3週間後に迫る中、集会組織化に総力を挙げることを確認した。
冒頭に呼びかけ5団体が発言した。全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾副委員長は、各組織で動員目標を決め、オルグを実践し、総括するサイクルを確立して残り3週間を闘おうと訴えた。
全国金属機械労組港合同の木下浩平執行委員は、ガザをめぐる情勢で街頭は一変し、反戦デモに多くの人が合流してくるが、これを集会結集に結びつける意識性が必要だと強調した。
動労千葉の関道利委員長は、集会への賛同は昨年以上に伸びているが、会場を満杯にするためには一層の奮起が必要だと訴えた。
国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんは、この会議で組織化の進展を確認し、今後の方針を具体的に決めて実践しようと提起した。またユンソンニョル政権の弾圧と闘う韓国・民主労総の現状を報告した。
改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士は、戦争が始まった歴史的激動と、かつてない闘いの高揚の中で11月集会を迎える意義を強調し、反戦闘争は戦争を必然とする資本主義との闘いだと訴えた。
国鉄闘争全国運動呼びかけ人の山本弘行さんは、韓国から民主労総ソウル地域本部と全国鉄道労組、アメリカからスティーブ・ゼルツァーさんと国際港湾倉庫労組(ILWU)、ドイツから戦争反対を掲げて闘う「鉄道労働者ネットワーク」の集会参加が確定したと報告した。また、パレスチナの労働組合の呼びかけに応えて動労千葉が出した連帯メッセージに対し、パレスチナから、イスラエルへの武器供与を止める具体的な行動を求める返信が届いたことを明らかにした。国際連帯は戦争を現に止める歴史的な闘いとなった。
基調報告を動労千葉の田中康宏前委員長が行い、ガザへの大規模侵攻が迫る緊迫した情勢下、「戦争を引き起こす帝国主義に労働者は全力で立ち上がらなければならない。反戦の砦(とりで)になるのが本来の労働組合だ」と力説した。また、全米自動車労組(UAW)やそごう・西武労組のストに触れ、「戦時下で労働組合がどの道を選択するかによって歴史の行方は決する」と強調した。そして、これまで関係してきたすべての人々、戦争に怒り行動を求めるあらゆる人々に、本気になって集会参加を訴えようと声を強めた。
討論では各組織が、動員目標を決め計画的にオルグを進めていると報告した。杉並では選挙闘争の過程で出会った人々に総当たりする行動が始まり、各労組で動員を倍増する取り組みが行われている。反戦デモで結びついた人々にくまなく声をかける闘いに入った地域もある。
その上で、会場を満杯にするためには、さらに数倍の努力が必要だと厳しく確認するとともに、残り3週間を全力で闘えば大結集は必ず実現できるという確信を、皆で共有した。11・19集会へ、闘いはラストスパートに入った。
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