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大坂同志への無期求刑を弾劾する 大坂裁判第34回公判

革共同への恐怖と憎悪に満ちたでっち上げ粉砕し無罪奪還を!
革命的共産主義者同盟

1971年11・14沖縄返還協定批准阻止闘争を闘い「殺人罪」をでっち上げられた大坂正明同志の裁判(東京地裁刑事第4部・高橋康明裁判長)の論告求刑公判が10月19日に開かれ、東京地検は無実の大坂同志に「無期懲役」を求刑した。無実の星野文昭同志に無期懲役刑を科し、44年間も投獄した末に医療放棄と手術後の放置によって虐殺した日帝権力が、同様のでっち上げで大坂同志を一生獄に閉じ込めようというのだ。満身の怒りを込めて徹底弾劾する。この反革命攻撃を徹底的に粉砕し、大坂同志を直ちに奪還しよう。
この攻撃は、わが革命的共産主義者同盟を抹殺しようとする日帝権力の正面攻撃であり、世界戦争情勢のもとで、「戦争を内乱へ」闘う革共同と労働者階級人民の闘いを圧殺する攻撃である。
大坂同志へのでっち上げ攻撃は、客観的証拠は何もない。あるのは警察官、検察官がねつ造した「目撃証言」だけである。それは、昨年10月以来33回の公判を通じて、でっち上げであることが完全に証明された。

暴行で得た「供述」に依拠

でっち上げ供述調書は、朝から深夜まで連日長時間の拷問的取り調べ、脅迫と恫喝で強制・誘導した供述であり、権力が勝手に描いた筋書きをつづった作文だった。
当時16歳の少年ARに対しては、取調室に呼んだ父親にARを殴らせ、黙秘権を踏みにじった。なんと論告は、「更生を望む父としての愛情から、顔面を数回殴った」「実父から殴られたことをきっかけとして供述を始めたことは確か」などと、親の暴力を使った拷問的取り調べを平然と「美談」であるかのように開き直った。こんな手段で作られた供述に証拠能力はない。
でっち上げ供述はすべてこのような違法無法な拷問的手段で作られたものである。だから法廷では、ARを除く証人が「供述調書は検察の作文」、大坂同志を「今日初めて見た」と証言するなど、自らの供述調書を否定した。これこそ真実の決定的証言である。だが、検察官は論告において、法廷証言はなかったかのように扱い、法廷で否定された供述調書を信用できると断定し、それだけを根拠に大坂同志を「殺人の実行犯」と強弁したのである。

さらに、公安警察が撮った二十数枚の現場写真のどこにも大坂同志は写っていない。論告が、無実を証明する物証である写真の存在に一言も言及できないのは決定的だ。
検事の論告は、要するに大坂は中核派で、全学連の中心的指導者で、星野とともに活動していた、その立場や役割は「指揮者の星野に匹敵」「星野の右腕」と繰り返し、だから 「その刑責も星野と同等に評価するのが相当」と、半世紀前の検察の筋書きを貫こうとするものである。

断罪されるべきは日帝だ

論告は、最後の「情状関係」で、革共同と渋谷暴動闘争、人民の実力闘争、武装闘争、暴力革命への最大限の憎悪を書き連ねている。渋谷闘争から「ベトナム侵略戦争反対」「沖縄返還協定批准阻止」の反戦闘争、政治闘争の中身を抜き去り、ただただ「民主主義の破壊」を自己目的とする「暴力」「殺人」の凶悪犯罪としてのみ描いている。だが、それはいま米帝=イスラエルがパレスチナ人民の抵抗闘争・蜂起に向けている非難と全く同じである。
何が「残虐で非人道的な殺人」か! 極悪非道の機動隊暴力で沖縄の全人民の意思を踏みにじり沖縄を永久基地化し、ベトナム侵略戦争に反対する労働者、学生らにあらん限りの暴力を振るい、デモの権利さえも禁圧していた日帝権力こそ「民主主義」の破壊者だ。この日帝権力に身を挺して立ち向かい、沖縄圧殺と再びの侵略戦争への道を実力で阻止しようとした星野同志、大坂同志らの闘いは百パーセント正義である。

この論告の結論は、大坂同志が「現在も『前進』を読み」「いまだに中核派の思想を信奉し続けている」「反省していない」「改めさせることは期待できない」、だから「社会から隔離するほかない」というものである。要するに非転向を貫き、今も帝国主義の戦争に絶対反対で闘う大坂同志と革共同の存在が許せないということなのだ。
10月26日、大坂同志と弁護団は、この極悪の検事論告を粉砕し、堂々たる最終弁論、意見陳述を行った。大坂同志は無実だ! 直ちに解放せよ! 渋谷闘争52年目の11・14渋谷の大坂同志奪還・反戦デモをかちとり、11・19労働者集会大結集の力で12・22無罪判決戦取へ攻め上ろう。

     ◇    ◇     

■大坂正明さん取り戻そう11・14渋谷反戦デモ
11月14日(火)午後6時30分 渋谷区勤労福祉会館で集会
7時20分 渋谷駅へデモ
主催 東京労組交流センター、大坂正明さん救援会、星野再審全国連絡会議

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