関西 国鉄闘争勝利へ集会 動労西日本を軸に春闘ストへ 関生弾圧弾劾の決議も
2月16日、大阪・浪速区民センターで国鉄全国運動・関西が主催する関西国鉄集会が150人の結集でかちとられた。この集会は、切迫する朝鮮侵略戦争を国鉄闘争のさらなる発展で阻止することを誓い合う重要なものとなった。
司会は八尾北医療センター労組の青年労働者がつとめた。基調報告は、動労西日本近畿支部長の原田隆司さんが行った。国鉄闘争を基軸に2018年に人類史をかけた決戦に突入することを宣言。戦争・改憲を阻止し続けているのが、国鉄分割民営化絶対反対の闘いであり、連合崩壊情勢をつくり出しているのも国鉄闘争の地平であることを提起した。
安倍政権はそれをひっくり返すために動労総連合の組織破壊攻撃を仕掛けてきている。こことの対決が第3の分割・民営化攻撃、すなわち全面外注化と総非正規化攻撃との攻防として18年は鮮明になってきている。また、「国家に不当労働行為を認めさせた地平で1047協議会が結成され、解雇撤回署名は安倍・トランプをぶっとばす力強い国鉄闘争として発展していく」と提起。関西の闘いとして、動労西日本が出向・転籍攻撃と闘い勝利しているからこそ、JR資本との力関係の激変を創出し、展望を切り開いている。
動労西日本の東元さんは、動労西日本の福知山、広島の2波にわたる春闘ストへ向けての決意を表明した。関西合同労組からは黒瀬博匡委員長と中川いくこ泉州支部書記長が登壇し、中川さんは5月泉佐野市議選勝利に向けて熱烈なアピールを発した。大阪市職の労働者からは、この間の大阪現業集会でつかんだ、労働者は民営化に怒り決起していることを報告。
高槻医療福祉労組が、全職場を対象にした春闘に向けた闘い、拠点労組としての飛躍が問われていると報告した。全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部は急きょ闘争が入り、発言は別の機会となったが、関生支部ゼネスト支持、国家権力と在特会による関生襲撃を弾劾する決議をあげた。
全国金属機械労組港合同の中村吉政委員長が、橋下徹の不当労働行為、支配介入を追求する闘いは今も続いているが、「その根底にあるのは国鉄闘争であり、大きな成果をつかんでいる。労働組合が前に立って闘うことで戦争を止められる」と力強く発言した。
最後に動労西日本の橘日出夫さんが「ゼネストをたぐり寄せ、数千万の労働者の決起を作ろう」とまとめで締めくくった。(関西 朝霧広巳)
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