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トマホーク配備阻め 大行進横須賀が緊急デモ

横須賀の海上自衛隊イージス艦へのトマホーク配備に反対する緊急デモ(3月24日 横須賀市)

 3月24日、改憲・戦争阻止!大行進横須賀が呼びかけた「自衛隊へのトマホーク配備阻止!緊急横須賀デモ」が、降りしきる雨の中、50人を超える結集で闘われた。
 米国製長距離巡航ミサイル・トマホークを25年度中にも横須賀の海上自衛隊イージス艦に配備するため、3月25日の週からその運用訓練を米軍が自衛隊に対して行うことが明らかになった。今回の緊急デモはそれへの怒りの反撃だ。
 トマホークはミサイル型の本体に翼を持ち、ジェットエンジンで時速900㌔メートルで飛行。最大射程は1200~3000㌔メートルだ。「攻撃的兵器の場合に関しては、自衛隊は持てない」という従来の政府見解をひっくり返し、2022年末の安保3文書閣議決定で「反撃能力」(敵基地攻撃能力)の保有を決定した。自民党は攻撃対象として「相手国の指揮統制機能等を含む」とまで言っている。自衛隊へのトマホーク配備は、中国侵略戦争に突入するため、自衛隊が侵略軍として大転換していく攻撃だ。
 デモ前に街宣を行った京急横須賀中央駅Yデッキには、右翼対策を口実に警察権力が大規模警備を強行。バリケードまで持ち込んで市民との合流を阻もうと必死だ。8・6広島暴処法弾圧と完全に一体で、右翼を手先にして反戦闘争を封殺しようとする攻撃に対して、地元の労働者・市民が怒りのアジテーションでこれを粉砕し、意気高くデモに打って出た。
 4月の日米首脳会談を転換点に、米軍・自衛隊の一体化と基地機能強化が飛躍的に進もうとしている。24年後半には機能強化した原子力空母への交代も予定されている。権力弾圧を粉砕し、沖縄と連帯した反基地闘争の本土での爆発をかちとることが、中国侵略戦争を阻止する道であることが改めてはっきりした闘争となった。(改憲・戦争阻止!大行進横須賀 A)

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