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陸自訓練場建設に怒り爆発 沖縄県うるま市

白紙撤回求め地元住民が決起
 沖縄県うるま市石川で3月20日、「住宅地への自衛隊訓練場計画の断念を求める市民集会」が開かれ、1200人超が参加した。参加者は全会一致で陸上自衛隊訓練場整備計画の断念を求める決議を採択した。
 防衛省は昨年12月20日、道一本挟んで住宅地が広がる石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を新設する計画を発表した。政府は計画を地元に全く明らかにせず、整備費用を含めた予算案を22日に閣議決定したのだ。しかもこの場所は1959年に米軍機墜落事故が起こった宮森小学校も1㌔メートル圏内にある。米軍嘉手納基地から飛び立つ戦闘機の爆音にも住民は悩まされ続けてきた。
 辺野古新基地建設やミサイル基地化などと同じく、住民を無視して軍事優先で進めるごう慢なやり方に対して、ついに住民の怒りが爆発した。3月1日にはうるま市の全63自治会が加入する市自治会長連絡会と市長が計画断念を求める立場を表明。白紙撤回を求める署名も19日時点で5580筆となった。反対の声を受けて木原稔防衛相は、白紙にする考えはないとする一方で「再検討」を表明せざるを得なくなった。
 参加した改憲・戦争阻止!大行進沖縄の仲宗根光洋さんは「運動の広がりに驚いているが、大行進が先頭に立ってもっと反戦闘争を爆発させないといけない」と述べた。

陸上自衛隊勝連分屯地への第7地対艦ミサイル連隊発足に対し、住民を中心に70人が抗議行動(3月21日 沖縄県うるま市)

ミサイル連隊発足勝連分屯地に抗議
 うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地に対して翌21日、第7地対艦ミサイル連隊の発足に抗議する行動が70人で闘われ、沖縄大学学生自治会ら大行進沖縄の仲間も参加した。
 勝連分屯地の部隊は、鹿児島県・奄美大島、沖縄県・宮古島、石垣島の地対艦ミサイル部隊を束ねる「連隊本部」でもある。森下泰臣陸上幕僚長は21日、射程を約1000㌔メートルに延ばした12式地対艦ミサイルについても「配備先は現在検討中」と述べた。中国本土への攻撃が可能なミサイル部隊が配備されようとしていることに対し、「沖縄戦を繰り返させない」「中国侵略戦争阻止」の決意で抗議行動が闘われた。
 ミサイル基地化や訓練場建設に対する闘いは中国侵略戦争を直接止める闘いだ。全国もこれに続こう。

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