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各地で改憲阻止!大行進がスタート 東京北部 「君が代」被処分者迎え結成 各区に実行委拡大へ

20180823d-1.JPG 8月17日、練馬駅前「ココネリ」に55人が集まり、改憲・戦争阻止!大行進東京北部実行委員会が結成されました。3カ月にわたる準備会での「労働組合を軸に地域での繋がりを」の論議と実践が、「君が代」不起立被処分者の根津公子さんと田中聡史さん(練馬区内の特別支援学校教員)を迎えての結成集会として結実しました。
 実行委員会呼びかけ人で「君が代」被処分者の岡田英顯さんが「安倍は『膿を出し切る』と言うが、安倍こそが膿だ。安倍政権打倒・改憲阻止へ強固な団結を固めよう」とあいさつ。

 「君が代」不起立で計10回の処分を受けている田中聡史さんは、育った地域に被差別部落があり在日朝鮮人も多かった生い立ちから「87年沖縄国体前の読谷高校卒業式で、自分と同学年の女子生徒が『日の丸』を引きずり降ろした」ことが戦争・差別を許さない自分の原点と語り、「校長のトップダウンの強化、防災訓練における自衛隊との連携など学校現場の組織が軍隊に近い組織に変えられている。小池都政の極右路線を許してはいけない」と不起立闘争支援を訴えました。根津さんは「道徳の授業とオリンピック・パラリンピックの授業が週2回もあり、学校が愛国心を持たせる場になっている。教員が事実を身をもって示して生徒に本当のことを伝えなければならない。学校に声を届けてください」と教育労働者と地域の結合を訴えました。
 「不登校の小中学生が13万人に増えている」との会場からの声に根津さんは「学校全体で子どもの自主性を大事に運営をしていた時期、不登校になった生徒は一人もいなかった」と答え、戦争に向かう教育は子どもたちの未来を奪うものだということが浮き彫りになりました。
 百万人署名運動東京北部連絡会の五條敦代表の「憲法審査会で改憲議論はほとんど行われていないが、安倍は安保戦争法の時以上の強権でゴリ押ししてくる。『発議を許したら一巻の終わり』ぐらいの覚悟で闘おう」と気迫のこもった提起を受けて、新たな地域からの参加者が「不起立支援を続けてきたが、今こそがんばらないといけない」と改憲・戦争阻止への決意を語りました。
 練馬区内の陽和病院で、新賃金制度導入反対闘争渦中の一陽会労組の坪井委員長は「連日の闘争で、職場の雰囲気が変わった。労働者は必ず立ち上がると確信した」「『教え子を戦場に送るな』の闘いと『命を守る』先頭に立つ医療福祉労働者が階級として一つになり、絶対に戦争は止める」と宣言し、満場の拍手を浴びました。
 集会の冒頭に沖縄・広島闘争と横田基地現地調査報告の青年企画を行い、「沖縄と連帯し、青年労働者が戦争阻止の先頭に立つ」とアピール。また東京北部ユニオンは「戦時型の入管体制と闘おう」と牛久入管収容所に長期拘留されている滞日外国人組合員の釈放を求める署名の訴えがありました。
結成宣言と方針提起を受け、8月29日実施のJアラート訓練に対して22日に練馬区役所への反対申し入れが行われるなど、各区地域ごとの実行委員会形成と改憲・戦争阻止の実践が直ちにスタートしました。
(東京北部労組交流センター・川原成雄)

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