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各地で改憲阻止!大行進がスタート 福島 根津公子さんを招き集会 教育労働者の交流深める

20180823c-1.JPG 8月18日、動労福島の橋本光一委員長らが呼びかけて、「教え子を再び戦場に送るな!改憲と戦争教育を許さない!根津公子さん講演集会」が郡山市内で開催され、40人が参加した。東京で「君が代」不起立を闘った根津公子さんは、「戦争は学校から始まる」として、「日の丸・君が代」の強制、オリンピック・パラリンピック教育や道徳の教科化、戦争教育のための教員管理や評価制度、過労死ラインの長時間労働の現実などについて怒りをこめて批判し、「闘いきれば、絶対に負けない」と自身の経験からつかんだ確信を語った。
 会場からは、地元の教組の組合員から、「病休・産休の補充もこない」「とにかく時間がない、休みもない、それで『目標貫徹』『成績上げよ』といわれる」「ブラックな学校」の実情が訴えられた。3月に再任用を終えたばかりの神奈川の元教員が帰省中の前日たまたま郡山駅前でチラシを受け取り参加した。彼女は「隣の東京の根津さんの闘いは組合で話題になっていた。聴きに行かなくちゃと思って来た。侵略の歴史など本当のことを伝えたいと思って教員になった根津さんはすごい」と感想をのべた。

 集会後の交流会でも話は尽きない。「教組の役員をやってるが、現場は忙しすぎて戦争の話、憲法の話なんてみんな考える余裕がない、心が折れそうになる。根津さんのようには闘えない」という組合員に根津さんが、「言い続ければ、いまは見えなくても必ず響いている。信頼してあきらめないことだよ」と肩をたたく。すると「きょう根津さんの話を聴いて、忘れかけていたものを取りもどした思いがする」と返ってくる。そうしたやり取りに全体が力をもらう集会と交流会となった。
 集会で実行委員長の橋本光一さんは、「改憲と戦争に突き進み、20ミリシーベルト基準で被曝と帰還を強制する安倍をたおすために改憲・戦争阻止、大行進運動をともにつくりましょう」と呼びかけた。
 国鉄闘争とともに、教育労働者が改憲・戦争に絶対反対で闘う軸になる必要があることがあらためて鮮明になった。労働者が全力で教組はじめ労組のオルグに入り、福島診療所建設委員会の佐藤幸子さんや椎名千恵子さんは、保養に参加しているお母さんたちを集会に組織しようと全力で取り組んだ。福島の地における改憲・戦争阻止、大行進運動の展望が開けるものとして大成功したと言える集会だった。
(福島・遠藤義人)
写真根津公子さんが「闘いきれば、絶対に負けない」と自分の経験からつかんだ確信を話した(8月18日 郡山市)

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